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オープンウィンスライディング3,300グラスウール24Kt100透湿防水シートオープンウィンスライディング20930CH=2,100810135ロールスクリーンボックス:コンパネt9クロス張りリビング天井:石膏ボードt9.5クロス張り手摺:StFB12×30錆び止めウレタン塗装手摺:StFB12×30錆び止めウレタン塗装開口部縁:ヘムファー117×30加工木材保護塗装石膏ボードt12.5クロス張り石膏ボードt12.5クロス張り無塗装フラットサイディングt12AEP通気縦胴縁45×18@455透湿防水シート構造用合板t9無塗装フラットサイディングt12AEP通気縦胴縁45×18@455透湿防水シート構造用合板t9軒裏:ケイカル板t6目地消し(パテ扱き)AEP105×180112.5各部屋に景観を取り込む窓は、道路側や隣地側に対しては、できるだけ外部からの視線を遮るように「閉じた」計画としている。家族のプライバシーを確保するのと、小さな子供たちの声が周囲の騒音とならないようにと気づかう施主の配慮である。このため、これらの外壁面には、採光、通風を主目的とした小さな窓やハイサイドライトを配置している。一方、南面は、人の侵入がほとんどない池や林、1階の地盤面からさらに下にある道路だけなので、完全に「開く」かたちとした。2階のリビング南面の窓には、引込み式のアルミサッシ「オープンウィン」を使っている。このサッシは、完全に窓を引き込むことができるため、外部の素晴らしい景観を効果的にリビングに取り込むことができる。また、この景観をほかの位置からでも楽しめるように、この窓に対してリビングの奥に位置するダイニングやキッチンの床高を上げて、リビングに人が居ても、ダイニングやキッチンからの景観を妨げないような配慮を行っている。3階の子供室は、南側が吹抜けとなっているため、この引込み戸を介して池の水面が眺めらサッシ部門金賞三田の家□施工情報所在地:兵庫県三田市施工:エルテック株式会社敷地面積:178.0m2 延床面積:112.85m2構造:木造在来工法地上3階建 受賞対象商品:オープンウィンスライディング□藤原慎太郎 プロフィール1974年 大阪生まれ1997年 近畿大学理工学部建築学科環境デザインコース卒業1999年 近畿大学大学院工学科建築科卒業2002年 藤原・室 建築設計事務所設立 (大阪府東大阪市)2004年 有限会社 藤原・室 建築設計事務所(大阪府大阪市)□室 喜夫 プロフィール1974年 愛知県名古屋生まれ1999年 近畿大学理工学部建築学科環境デザインコース卒業2002年 藤原・室 建築設計事務所設立(大阪府東大阪市)2004年 有限会社 藤原・室建築設計事務所(大阪府大阪市)□主な作品昭和町の家、小浜の家、百舌鳥の家選評「一窓主義」にこだわったオープンウィンと家の中のレベル構成からの景観に、商品選定の必然性を感じる。写真:©鳥村鋼一れるようにした。1つの窓が2・3階の各部屋の眺望をすべて受けもつようにしているのだ。空間と窓の関係性を重視窓を設計する際は、プランとの関係性を重視すべきだと考えている。三田の家のリビング南面の引込み戸も、空間やプランと窓の関係性を突き詰めた結果生まれたものである。また、その突き詰めは細部までこだわるべきだ。三田の家の引込み戸は、眺望を各部屋に取り込む効果を最大限に発揮するために、間仕切の位置やダイニングの床面・天井面の位置と、窓の端部とを揃えている。そうすることで、取って付けたような窓ではなく、内外の空間の関連性が深まり、同じ開口の大きさでも距離感が出てくる。これらが、実際に内部と窓との連続感に大きく寄与している。窓と空間との関連付けを高めることで、空間の方向性が高まり、空間のコンセプトが明快に感じられるようになる。三田の家でもそれがうまく表現できたのではないかと考えている。(藤原慎太郎・室喜夫談)サッシ廻り断面・平面詳細図S=1/1512The2ndTOSTEMArchitect&SupplyContest
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リビングからダイニング、その奥のキッチン、2階の子供室を見る子供室の窓からは、池の水面を見ることができる水辺側から池越しに見た三田の家の外観13
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