第2回トステム設計コンテスト 受賞作品集 82-83(84-85)

概要

  1. キッチン部門 銅賞 大門町O邸 新築工事/坂戸市S邸
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キッチンダイニングホールクレディアダイニングバーアイランドタイプパティオを中心とした空間配置この建物はパティオを中心に展開されている。矩形のパティオをぐるりと巡るようにリビング、キッチン・ダイニングをコの字型に配置。大型サッシや全開口サッシなどをパティオに向けてしつらえ、気持ちの良い光がLDKに降り注ぐようにした。それぞれの部屋の間仕切りは極力なくし、リビングからキッチンやダイニングへ、またホールへパティオへと自由に移動できる。どこにいてもゆっくりとくつろげるようLDKの独立性を保ちながら、それぞれをフラットな動線で結び、開放性とクローズドな雰囲気を両立させた。このような大胆な空間展開は、訴求力が必要なモデルハウス仕様だからこそ実現できたことだと思う。“非日常感”を演出したキッチン空間プレミアムなキッチン空間を特徴づけるために、多くの見せ所と非日常感がモデルハウスの要諦“モデルハウスみたいな家”とは「見せ所がいっぱいあり、また非日常感があること」だと考える。躯体設計はもちろん、建材や設備、インテリアにいたるまで私の好みを思い切って投影させたが、ダイニングにおいてこだわったのは行灯型のキャンドルライト。行灯のように柔らかな光を放ってダイニングの雰囲気を演出するだけでなく、ボディに内蔵された換気ファンにより、焼き肉やグリル料理などを楽しむ時の排煙設備の機能も果たす。下がり天井につながった大きなダクトを含め、十分に“見せ所”の役目を果たしていると思う。(銅直淳一郎談)キッチン部門銅賞坂戸市S邸シックな黒でカラーリングした大きな下がり天井を設けた。そしてキッチンはカウンターが付いたダイニングバータイプ。セレクトしたカウンターチェアとともに、キッチンまわりの色調は黒と白に統一した。収納部のほとんどは壁内にビルトインし、表からは内部が見えないしつらえとした。また下がり天井に埋め込まれたダウンライト、カウンター上のムーディなライト、窓上の間接照明など効果的なライティングで、ホテルのバーのような気分を味わえるプレミアム感を演出した。キッチンをダイニングバーのようにしたいという建て主側の要望もあり、キッチンセットはスタイリッシュなフォルムとともに深みのある黒いパネルが特徴的な「クレディア・ダイニングバーアイランドタイプ」を選んだ。天板とカウンターの間の見切り面にLED照明が埋め込まれたタイプであることもプランコンセプトに合致した。フォルムとカラーリング、そしてライティングにより、プレミアム感溢れるキッチン空間が実現できたと思う。ダイニングキッチン平面詳細図S=1/5082The2ndTOSTEMArchitect&SupplyContest
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□施工情報所在地:埼玉県坂戸市施工:株式会社ビー・エル・ビルド一級建築士事務所敷地面積:304.52m2 延床面積:229.34m2構造:木造在来工法 地上2階建 受賞対象商品:クレディアダイニングバーアイランドタイプ□銅直淳一郎 プロフィール1999年東洋大学建築学科卒業1999年株式会社穴吹工務店入社2001年株式会社アサカワホーム入社2004年株式会社ビーエルビルド入社選評独立タイプのアイランド型キッチンで自宅に居ながら楽しめるダイニングバーとして演出している点や中庭とのつながりが評価。武家屋敷を思わせる外観キッチンに立つ視線の先にはパティオが広がる83

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