第2回トステム設計コンテスト 受賞作品集 52-53(54-55)

概要

  1. 玄関ドア部門 銅賞 竹 風 大宮の家/松下邸 新築工事/K邸 新築工事
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地域の風土に根ざす“土間入り”をイメージしたエントランス空間竹 風 大宮の家本間貢建築設計事務所本間 貢玄関部門銅賞52The2ndTOSTEMArchitect&SupplyContest
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酒田・古民家の趣と住まい方を現代に甦らせる和の趣を生かしながらも全体としてはモダンなデザインとした「竹 風 大宮の家」。前面道路から玄関に向かうアプローチは、自然石をクランク状に敷き詰めて変化のある動線としたうえで、周囲に竹を植え「竹の小径」と名づけた。夜になり照明が灯ると風に揺れる竹の葉を透かして光が漏れ、ちょっとした幽玄の世界という感じ。そして竹の小路を抜けると、この地方独特の住まい構造を取り入れた“土間入り”空間。当地の民家でよく見られた、本玄関の手前に屋根があって建具も入る、住居と一体構造の“玄関アプローチ空間”だ。昔の人々は農作業を終えて家に戻ると、この土間入りで着物や履き物に付いた雪を払い、農閑期には藁をないで縄をつくり笠を編んだ。休息や作業の場であり、納屋や厩舎の役目も果たした。現代の土間入りは8畳大のユーティリティ空間。大判のタイルを敷いた床、白い塗り壁、天井部にはダウンライトをしつらえてモダンさも加えた。バイクが趣味の建て主がガレージやピットとして活用している。冬でも強い風や雪に悩ませられることなく、明るい照明のもとで快適に愛車の手入れができるというわけだ。また分譲地の角地にあって道路に接するこの家にとって、土間入り空間が防犯やプライバシー確保の効果ももたらしている。ドットの小窓が個性的な玄関ドア玄関ドアには「アヴァントス」を選んだ。色はパールホワイトで、ドアハンドル部のみアルミのシルバー。デザイン的に多くを主張しないすっきりとした玄関ドアだ。特に気に入ったのはドア上面に型抜かれた円形の小窓。ガラスがはめ込まれた直径5cm大のドットが田の字型に9つ配置されており、シンプルなデザインの中に上品なモダンさを添えている。正面から見る“土間入り”ポーチアプローチ台所庭 園ホール浴室予備室玄関L.D駐車スペース屋根吹抜予備室寝室ホール納戸バルコニー1階平面図2階平面図S=1/25053

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