第2回トステム設計コンテスト 受賞作品集 44-45(46-47)

概要

  1. サッシ部門 建築知識創刊50周年記念賞 相模町の家/ヒヨコ2
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ビニルクロス石膏ボードt12.5ACQ注入デッキ材木材保護塗装段板:タモ積層材t30UV化粧材ガラスt5カバムクフローリングt15OS床暖房パネルt12構造用合板t28グラスウールt100▼リビングFL(1FL+300)1,850300オープンウィンスライディングオープンウィンスライディングオープンウィンスライディングウッドデッキウッドデッキリビングリビングALL30×30×2左官調吹付け塗材構造用面材t12通気胴縁t15透湿防水シート構造用合板t12石膏ボードt12.5ビニルクロス3201,760左官調吹付け塗材構造用面材t12透湿防水シート構造用合板t123202,360和室敷地内の空間に開く窓については、道路側や隣地側に対して、できるだけ外部からの視線を遮断するように「閉じた」計画としている。各部屋ともに最低限の通風、採光を確保するための小さな面積の窓を中心に構成し、リビングやダイニングについては、吹抜け上部の道路側に大きなハイサイドライトを設け、そこから外光を取り込んでいる。一方で、敷地内の庭やウッドデッキなどに対しては、できるだけ大きな窓を設け、「開く」計画とした。また、庭やウッドデッキなどに挟まれた部分の窓はそれぞれ対になるような位置に設け、サッシ部門建築知識創刊50周年記念賞ヒヨコ2視線が庭から庭、庭からウッドデッキへと抜けるようにした。リビングや和室と接するウッドデッキの出入口には、2つの引込み式のアルミサッシ「オープンウィン」を採用、オープンウィンどうしを特注のアルミアングルで溶接し、入隅で納めている。2つのオープンウィンを全開することで、リビングと和室、ウッドデッキ、さらにリビングと隣接するダイニングを含んだ大きな大空間が誕生する。なお、リビングの裏庭側にもオープンウィンが設置されており、この窓を全開することで、その大空間に裏庭を含められる。都市型住宅の窓ヒヨコ2は、外部に閉じ、内部に開くという、都市型住宅の窓の開け方のセオリーにもとづいて設計しているが、実際は外部側に小さいながらも多数の窓を設けている。外部の窓は通風、採光を考えるうえで必ず必要なものであるからだ。都市型住宅であっても、窓の位置や大きさを調整することで、人目を気にせず、外光や風を効果的に室内に取り込むことができる。また、工夫次第では、その敷地に最適な眺望を確保することも可能だ。ヒヨコ2では、その目標がある程度達成できたのではないかと考えている。(山隈直人談)S=1/15サッシ廻り断面・平面詳細図44The2ndTOSTEMArchitect&SupplyContest
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□施工情報所在地:三重県名張市施工:大道建設  敷地面積:276.29m2 延床面積:123.36m2構造:木造・地上2階受賞対象商品:オープンウィンスライディング□山隈直人 プロフィール1964年 愛知県生まれ1990年 神戸大学工学部建築学科卒業1990年 浅井謙建築研究所1998年 kt一級建築士事務所設立現在、摂南大学、京都造形芸術大学、近畿大学非常勤講師選評「ヒヨコ2」はデッキを軸にリビング、和室という3つの空間を、オープンウィンの高い開放性とシンプルなデザインをよく生かしながら美しくつなげている。写真:©鳥村鋼一リビングから和室を見る。サッシ越しにもつながりを感じる開放的な空間光が降り注ぐ、ダイニングの吹抜けからデッキを見るエントランス方向から望む外観全景45

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