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1寝室1寝室2子供室1テラス2テラス1子供室2ダイニングリビング2テラス3書斎中庭玄関収納物置リビング1ドッグエリア駐車場内側に開くための開口部一方で、内部にはできるだけ開くようなプランを心掛けた。１階を施主のスペース（リビング、書斎など）、２階を家族のスペース（各寝室やダイニングなど）としているが、１階の中庭や２階の吹き抜け・テラスなどに面する壁の大半を床から天井までのＦＩＸの開口部とし、空間の広がりや視線の抜けを確保した。また、テラスと接する部屋との間には掃き出し窓などを設け、外部床と内部床の床高さを揃えることで、部屋とデッキの連続性を確保した。特にダイニングとそれに隣り合うテラスについては、窓を開けたときの連続性を重視し、完全にサッシを引き込める「オープンウィン」を採用した。これにより、ダイニングと外部用のテーブルやソファーが並べられたテラスが一体化し、内外に連続した大きなダイニングとなっている。実際に施主の評判もよく、天気のよい日などは、オープンウィンを全開し、この大きなダイニングを活用しているそうだ。開口部の目的を分解する開口部を設計する際に一番に考えることは、開口部の目的を分解して、適切な位置に適切な目的の開口部を設けるということだ。たとえば、この住宅では、外部は開口部を極力設けない完全に閉じたプランとしたが、光や通風は取り入れたかったので、２階の外壁全周に連窓のハイサイドライトを設けている。これと内側の開口部によって、生活するうえで十分な光や風が確保できる。また、すべての開口部は、その先に見える景色を十分考慮すべきと考えている。視線などを塀によって遮ることができる１階の外壁側に適宜開口部を設けているが、ここでは目線の先が単調にならないように、塀に苔のマットなどの緑を設置している。また、１階のガラスに覆われた中庭も、白いＰＣ版を敷き詰め無機質感を出しながらも、わずかながら植栽を設け、視線の先の景色に変化を付けている。以前所属していた設計事務所で手掛けていたオフィスや宿泊施設、美術館などでは、さまざまな目的や機能に応じて開口部が使い分けられていたが、雑誌や実際に目にする住宅の多くは、引き違いサッシなどが十分な検討がなされずに使われていて、とても疑問に思っていた。10年ほど前に独立し、住宅を手掛けるようになって、この点を意識的に考えながら開口部を設計してきたが、この家は、いままで開口部の設計で考えてきたことがうまく表現できたのではないだろうか。（上垣内伸一談）相模町の家1階平面図2階平面図S=1/250サッシ部門建築知識創刊50周年記念賞オープンウィンを閉めることで、コンパクトなダイニングとしても機能する40The2ndTOSTEMArchitect&SupplyContest
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イペ105×30FRP防水（2重）トップコート構造用合板t12ビニル床タイル張りt2.5合板捨張りt9温水式床暖房t12構造用合板t24押出し法ポリスチレンフォームt50根太間に落込みケイ酸カルシウム板t8AEPオープンウィンスライディング石膏ボードt9.5ビニルクロスロックウールt100透湿防水シート構造用合板t24CH=2,40070▼2FLテラス1ダイニングキッチンオープンウィンスライディングテラス12,470内壁：石膏ボードt12.5下地珪藻土系左官仕上げ外壁：構造用合板t9透湿防水シート通気胴縁t15ラスモルタルt20樹脂左官仕上げ外壁：構造用合板t9透湿防水シート通気胴縁t15ラスモルタルt20樹脂左官仕上げダイニングキッチンS=1/15□施工情報所在地：埼玉県越谷市施工：須賀工務店 敷地面積：260.32m2 延床面積：237.87m2構造：木造 地上2階 受賞対象商品：オープンウィンスライディング□上垣内伸一プロフィール1990千葉大学大学院工学研究科修士課程建築専攻修了、工学修士1992∼99團紀彦建築設計事務所2000ファンクアソシエイツ設立2004ウエガイト建築設計事務所設立2001∼2008千葉大学工学部デザイン工学科非常勤講師2002∼2009共栄短期大学住居学科非常勤講師2009∼芝浦工業大学建築工学科非常勤講師選評全開口の優れた開放性を2階のデッキテラスに採用することで、内外の区別のない心地よい空間づくりに成功しています。ハイサイドライト、デッキ、吹抜け、中庭などにより、外部と豊かにつながっている。写真：©鳥村鋼一オープンウィン廻り断面・平面詳細図中庭１階から２階を見上げる西南側から見た外観41
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