第2回トステム設計コンテスト 受賞作品集 22-23(24-25)

概要

  1. サッシ部門 銅賞 K-HOUSE/K邸
  1. 22
  2. 23

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サッシ部門銅賞5つの庭を楽しむ都内のリゾートハウスK-HOUSE株式会社 澤野建築研究所澤野眞一リビングを吹き抜けから見下ろす22The2ndTOSTEMArchitect&SupplyContest
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▲玄関寝室押入浴室リビングダイニングキッチンウッドデッキ駐車場駐車場棚洗面脱衣物置オープンウィン フォールディングウッドデッキカウンターキッチンまきストーブ緑地公園敷地の持つ長所を伸ばすことが建築家の仕事住宅建築に際し、建設地の選定段階から建築家や工務店に相談するケースも多いが、この住宅に関しては敷地を決定してから連絡があり、現場を訪れることとなった。施主とは既知の仲であり、これまでの交流の中で施主のライフスタイルや考え方を聞いていたし、施主にも私のプランニングやデザイン表現に対する考え方を理解してもらっていた。 その敷地は、関東を南北に走る国分寺崖線に位置する、ひな壇状に造成された住宅地。北側には公園が広がるが、南側には擁壁が控える敷地であった。一般的には、斜面や北向きの土地の取得は控えるケースが見られる。しかし、日本庭園には北向きの名園も多く見られるように、北向きの窓は陽の光が順光となって風景を映し出し、外の景色が美しく見えるといった利点もある。私は「敷地の持つ短所を補い、長所を引き出すことが建築家の仕事」だと考えており、今回のケースではまず、北側の眺望を生かすことを考えた。素直なゾーニングとスケール感に富んだ5つの庭北側の公園の眺望とともに南北の高低差を生かすことがこの住宅のテーマであった。斜面の造成地の道路には勾配があるので、敷地へのアプローチは必然的に道路に接する方角となり、東側と南側に2台分の駐車場を確保。公園に一番近い位置にリビングを設け、そこから続くキッチンも眺めの良い位置に配置。擁壁からの距離に配慮しながら両親の居室と水まわりを配置すると、自然に全体のゾーニングが決まり、異なった趣向をもつ5つの庭が実現した。この家のハイライトである公園の借景とリビングの延長となるウッドデッキのある手前の庭。緑化ブロックを埋込み、芝で覆われた駐車場として使う前庭。擁壁により心地良い囲まれ感が生まれ、坪庭やコートハウスのような趣を持つ両親の居室とバスルームの庭。様々なスケール感を持つ5つの庭を楽しめるプランとなった。S=1/2501階平面図❶公園の借景❷ウッドデッキの庭❸緑化ブロックの庭❹両親の居室のコート❺バスルームの坪庭❺❶❹❸洗面脱衣浴室フリースペースリビングダイニング浴室スカイライト緑地公園ルーバー公園の緑が見えるオープンウィン フォールディングウッドデッキ寝室キッチン空間の流れリビングダイニング公園の緑が見えるまきストーブオープンウィンフォールディング前面道路駐車場立断面図S=1/250N-S断面NWESW-E断面❷23

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