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“空間の間仕切り”で大きな暮らしを実現した家。原山の家池田勝彦・井手勤/イオンアーキテクツサッシ部門銀賞18The2ndTOSTEMArchitect&SupplyContest
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シンプルな中にシャープなモダンさを演出両親が住む母屋に隣接した土地に建てられた子世帯の住宅。家族3人で暮らす家なのでそれほど大きなスペースは必要なく、約30坪の敷地の中に建坪15坪ほどの住居。そして駐車スペースや庭、植栽、エントランスへのアプローチなどを整備して敷地全体を有効に活用した。住居は箱形でシンプルなフォルムに。また白の外壁に赤茶色のレッドシダーで組んだ目隠し塀をしつらえて、造形的にも色調的にも明瞭なコントラストを与えた。閑静な住宅街の中ではちょっと目を引く、でも嫌味のないシンプルモダンな外観に仕上がったと思う。家族いっしょの自由な暮らしをおくる“みんなの部屋”外に閉じた印象の外観だが、内部は開いた空間とした。そして家の中のどこにいても家族が仲良くいっしょに、時には一人で気ままに過ごせる家。旅先のコテージで味わう一種のリゾート感覚みたいなものを、日常の住空間で体現できたらと考えた。1階、2階の両方に家族が共有できる空間をとり、プラン上はあえてリビングとは記さず“みんなの部屋”と名づけた。1階はキッチンや納戸などを除いてほとんどの空間が“みんなの部屋”。プロジェクターで映画などを見たいという要望に応えて、スクリーンの収納と間接照明を兼ねたボックスを天井から吊り下げたが、総じて家具や調度は最小限にとどめてすっきりとした空間とした。2階の”みんなの部屋”にはパソコンが2台置けるデスクをしつらえてワーキングスペースに。勉強や作業を親子いっしょに、時にはひとりで没頭できる空間とした。洗濯物のアイロンがけもできる、しっかりとしたアイロン台もしつらえた。ダイニング越しに屋外につづく“みんなの部屋”を見る19
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