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9レモングラスLemongrass葉にレモンの香りがするためレモン∼の名前が付きました。東南アジア、インドが原産で、葉や花を料理に利用します。殺菌、鎮静作用があります。●栽培方法 日なたから半日陰が最適です。高温と乾燥に弱いので夏は日よけを用意しましょう。●料理そのままハーブティにしてもよし。タイ料理などのエスニック料理にもよく使われます。煮込みや炒め物におすすめです。料理の幅が広がるキッチンハーブのバリエーションHERBVARIATIONひと口にハーブと言っても、種類は豊富でそれぞれに多彩な個性を持っています。それら個性的なハーブのうち、料理に人気のハーブ8種を紹介しましょう。セージSage万能の薬草として古くから使われてきたハーブです。強い香りがあり、料理に加えると、肉の臭みや脂っぽさを消してくれます。●栽培方法日当たりと水はけの良い場所が最適です。蒸し暑さに弱いため夏場は配慮が必要です。●料理 脂の多い食材とあうため肉料理に使うのがおすすめです。ハーブティにすると渋みがありますが、胃もたれ解消にも効果があります。ミントMint別名「ハッカ」とも呼ばれ、独特のスッとした清涼感のある香りが特徴です。スペアミント、ペパーミント、アップルミントなど種類が豊富です。●栽培方法 丈夫で寒さに強く、初心者でも失敗しにくい種類です。容器栽培も適しています。●料理ミント独特の香りを上手に活用すれば、ドレッシングから肉料理から魚料理、お菓子、ハーブティーまで幅広く使うことができます。イタリアンパセリItalianParsley三つ葉によく似た葉を持つ、地中海沿岸が原産のハーブ。別名「オランダセリ」。料理の彩りから風味付けまで幅広く活用できます。●栽培方法 乾燥に弱いので、こまめな水やりが栽培のコツ。鉢植えで窓辺での栽培も可能です。●料理 香りは強いのですがクセが少なく、噛むとほんのり甘い味がします。葉はサラダやスープの彩りに、茎は煮込み料理に使います。フェンネルFennel古代から日本にもあり、日本名は「ウイキョウ」です。甘い香りと濃厚な味があり、魚の生臭さを消すハーブとして知られています。●栽培方法 人の背丈ほどにも伸びるので、株と株の間は50cmは空けましょう。日当たりと水はけが良い、栄養豊富な土壌を好みます。●料理 欧州では魚料理のハーブの代表格です。利尿作用があるのでダイエットティーにも。コリアンダーCorianderエスニック料理に欠かせない個性的なハーブ。中国では「香菜(シャンツアイ)」とも呼ばれます。●栽培方法 日当たりと水はけの良い場所に植え、土が乾かないように注意してください。花は切ると切り口から異臭がするので摘まないこと。●料理 肉や魚のこってりとした油っぽい料理に複雑な味の深みを出してくれます。餃子やカレー、粥に入れても楽しめます。ローズマリーRosemary松のような小さな尖った葉で、地中海沿岸に自生するハーブです。香りが強く、料理だけでなく、お風呂に入れたり、煮出し液を使うなど、幅広く活用できるハーブです。●栽培方法 日当たりと水はけの良い場所で乾燥ぎみに育てます。環境が合えば1m以上にも。●料理 南仏料理やイタリア料理に合います。香りが強いので使いすぎは禁物です。タイムThymeピリッとした風味があり、防腐効果も強く、肉から魚料理まで幅広い素材と相性が良いため、西欧では非常にポピュラーなハーブです。●栽培方法 発芽力が強く、育てやすいハーブですが、高温多湿を嫌うため、水やりは控えめに。●料理スープやシチュー、ソーセージなどの肉料理から魚料理まで幅広く合います。ハーブティーは口臭防止、のどの痛み止めが期待できます。
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8キッチンハーブをフル活用するテクニックまずは水切りをしっかりと!下準備として用意したハーブを水洗いします。この後、キッチンペーパーなどで優しく、しっかりと水気を吸い取りましょう。この水切りが甘いと、料理が水っぽくなるだけでなく、ハーブの香りも少なくなってしまいます。鋼の包丁はNG!ステンレスを用意ハーブを切る包丁は、鋼製ではなく、ステンレス製にしましょう。鋼の包丁はハーブを変色させやすいのです。ステンレス包丁を使っても、ハーブは本来切ると黒ずみやすいものなので、切るのは使う直前にするようにしてください。ドライハーブはフレッシュの1/3ドライハーブを使うとき、その分量はフレッシュハーブの1/3で十分となります。水分が抜けてカサが減ったドライハーブは、フレッシュハーブよりも量が少なくても、フレッシュと同じ効果が期待できます。フレッシュハーブは3日以内に使うフレッシュハーブの賞味期間は、涼しい場所に保管してあっても3日くらい。日に日に風味が落ちるため、なるべく早く使い切るようにしましょう。ドライハーブならば、約1年も保存が可能です。刻むときはペーパーを敷くハーブを刻むと、その下に色素が染み付いてしまいます。そのため、直接、まな板に置いて刻むのは避けましょう。必ず、刻むときは下にキッチンペーパーを1枚敷いてください。ペーパーを敷けば、水切りにもなります。ガーデンテラスで楽しむキッチンハーブガーデンテラスでハーブを使った料理を楽しむため、基本的なハーブの扱い方を知っておきましょう。ハーブはデリケートなものなので、その扱いは優しく&手早くが基本となります。代表的なハーブも合わせて紹介します。
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