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タイル張りの設計と施工タイル張りの設計と施工1RC造建築物外壁への施工[3]直張りの場合の注意点最近では、工期短縮、省力化、コストダウンを目的として、コンクリートに直にタイルを張る「直張り工法」が急激な増加を示しています。直張りは、モルタル下地を作製する場合に比較して、モルタルの塗り継ぎ界面が減少し、きちんとした施工管理がなされれば剥落事故の防止に対しても有効です。しかし、ともすれば工期短縮やコストダウンを指向するあまり、施工品質が低下し、剥落事故を起こすことにもなりかねません。従って、直張り工法の問題点を十分考慮して施工を行うことが必要です。また、モルタル張りの場合には、剥離を防止するために、超高圧水洗により躯体の目荒らしを行った後にタイル張りを行ってください。〈施工のポイント〉●コンクリートに不陸がある場合は、はつり、サンダーがけ、ポリマーセメントモルタル塗り等により補修します。コンクリート面の精度は下表を目安とします。●はるかべ工法の場合は、有機系下地調整塗材「スーパーベース」で下地調整を行うと下地の剥離防止に有効です。●コンクリート面は型枠剥離剤等が付着していることがあるため、必ず水洗いを行い除去します。●モルタル張りの場合は、接着性を向上させるため、張付けモルタルにはポリマーセメントモルタルを使用し、1∼3mm厚さでコテ圧をかけてこすりを行った後、続けてモルタルを塗り付けてタイル張りを行います。⑥マスク張りマスク張りは、タイルユニットの裏面に所定のマスクをかぶせてモルタルを塗り下地面に張り付ける工法で、モザイクタイルに適用します。躯体下地モルタル(木ごて押さえ)張付けモルタルモザイクタイルユニット25mm以下(下地+張付けモルタル)1.5∼2.0mm施工完了マスク張りの施工断面⑦圧着張り圧着張りは、下地に張付けモルタルを塗り、タイルをタイル用ハンマーの柄等でたたき押さえて張り付ける工法で、外装タイルに適用します。公共建築工事標準仕様書及び(一社)日本建築学会の建築工事標準仕様書の適用工法ではありません。モルタル下地(木ごて押さえ)タイル張付けモルタル躯体コンクリート25mm以下2∼4mm4∼6mm施工完了圧着張りの施工断面⑤モザイクタイル張りモザイクタイル張りは、下地に張付けモルタルを塗り、タイルユニットをたたき板等でたたき押さえて張り付ける工法で、モザイクタイルに適用します。張付けモルタル施工完了モザイクタイルユニット1∼2mm25mm以下(下地+張付モルタル)モザイクタイル張りの施工断面④密着張り密着張りは、下地に張付けモルタルを塗り付け、専用の振動工具(ヴィブラート)を用いてタイルをモルタル中に埋め込むように張り付ける工法です。目地深さが深くなる場合があるので、後目地施工を行います。タイル目地深さ(タイル厚の1/2以下)下地モルタル(木ごて押さえ)タイル張り振動工具躯体張付けモルタル(2度塗り)25mm以下2∼5mm5∼8mm施工完了タイル密着張りの施工断面直張り工法コンクリート面精度はるかべ工法改良圧着張り密着張りモザイクタイル張り1.5mm/1m3.0mm/2m3.0mm/2m2.0mm/2m直張り工法とコンクリート面精度[4]外装接着剤張りの定期調査(特定建築物)について国住防第1号(平成30年5月23日)「建築物の定期調査報告における外壁の外装仕上げ材等の調査方法について(技術的助言)」において、適用条件を満たす有機系接着剤張りによる外壁タイルは、全面打診に代わり、通り面各階1箇所の引張接着試験を行い、規定の判定基準への適合を確認する方法で差し支えないことになりました。適用条件を以下に示します。(2)外壁タイル張り工事の施工記録等図書の種類明示すべき事項仕上げ表下地及び外装を構成する材料の種別立面図有機系接着剤張り工法による外壁タイルの位置構造詳細図外壁の断面、外壁タイルの形状施工記録下地調整塗材等を下地に塗付した記録(塗付位置、塗付内容)検査記録有機系接着剤の充填状況を検査した記録、竣工時の外壁タイルの引張接着試験の記録適用条件(1)対象となる外壁タイル有機系接着剤張りによる外壁タイルで、下記の下地、接着剤で適切に施工されたもの。イ)下地①コンクリート下地、もしくは押出成形セメント板②上記①に、有機系下地調整塗材を塗布した下地③コンクリート下地に、セメント系下地調整厚塗材CM-2※を塗布した下地※ただし、1箇所あたり0.25㎡未満の塗布面積に限る。ロ)有機系接着剤JISA5557に適合する変成シリコーン樹脂、またはウレタン樹脂の1液反応硬化型接着剤422
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タイル張りの設計と施工2鉄骨建築物外壁への施工2鉄骨建築物外壁への施工①ALCパネル(100mm厚以上)へのタイル仕上げALCパネルへのタイル張りは、はるかべ工法とモルタル施工が適用できます。ALCパネルは100mm厚以上とし、縦壁ロッキング構法、横壁アンカー構法とします。ALCパネルの表面強度が弱いことなどから、タイル張りによるALCパネルへの付加質量は、下地処理材や張付け材などの総質量が30kg/㎡以下とします。また、タイル張り層により防水性を確保することから、はるかべ工法では、吸水調整材塗布後にC-2またはCM-2による下地調整を必ず行うこととし、タイル張りは接着剤平押さえと空目地の組合せ、もしくはくし目塗布と目地詰めの組合せとします。また、寒冷地への使用については、ALCメーカーにお問い合わせください。②薄型ALCパネル(50mm厚)へのタイル仕上げ薄型ALCパネル(50mm厚・横張り)へのタイル張り仕上げは、はるかべ工法が適用できます。④タイル先付けPCaパネル鉄骨造高層建築物の外壁にタイルを用いる場合には、タイル先付けPCaパネルが適しています。タイルを先付けさせる方法は、タイルの大きさ等により以下のように分類されます。表面と小端面の色が異なるタイルでは、タイル小端面の色が目立つ場合がありますので仕上りについてはPCa板の試験打ち等でご確認ください。①ALCパネル(100mm厚以上)へのタイル仕上げ*1②薄型ALCパネル(50mm厚)へのタイル仕上げ*2③押出成形セメント板へのタイル仕上げ*3施工法はるかべ工法モルタル施工はるかべ工法はるかべ工法部分接着剤張り工法適用タイル300角以下の接着剤張り用タイル20075mm角、100mm角以下のモルタル張り用タイル接着剤張り用タイル(目地詰めなし)、ラグナロック300角以下(厚さ15mm以下)の接着剤張り用タイルP.424(FA-L工法)、P.425(FA-S工法)をご参照ください。張付け材料ワンパックボーイR-V2スーパーワンパックボーイR-V2EW*4ポリマーセメントモルタルワンパックボーイR-V2スーパーワンパックボーイR-V2EW*4ワンパックボーイR-V2スーパーワンパックボーイR-V2EW*4タイル割付けパネル目地をまたがらないように割付けます。−パネル目地をまたがらないように割付けます。下地処理不陸調整全面にわたり吸水調整材を塗布し、下地調整塗材を塗付けます。下地調整塗材はJISA6916(建築用下地調整塗材)のC-2を使用します。不陸調整を兼ねる場合はCM-2を使用することも可能です。全面にわたり吸水調整材を塗布する、または同様に吸水調整材を塗布した後、ポリマーセメントモルタルのしごき塗りを行います。ALCジョイント部には、下地調整パテ塗布、およびジョイントテープを貼り付けます。不陸調整を行う場合は、有機系下地調整塗材スーパーベースを用います。伸縮調整目地ALCパネル間の目地および基礎部・建具との取合い部は、タイル面に伸縮調整目地を設置します。−パネル間の目地および基礎部・建具との取合い部は、タイル面に伸縮調整目地を設置します。③押出成形セメント板へのタイル仕上げ押出成形セメント板へのタイル張りは、はるかべ工法が適用できます。押出成形セメント板は、フラットパネルを用います。*1詳しくは、ALCパネルへの外装タイル張り設計・施工マニュアルをご参照ください。*2詳しくは、はるかべ工法住宅編設計・施工マニュアルをご参照ください。*3詳しくは、押出成形セメント板へのタイル張り設計・施工マニュアルをご参照ください。いずれも、ビジネスユーザー向け情報サイト「LIXILビジネス情報」(https://www.biz-lixil.com/descript/tile_list.php)からもご覧いただけます。*4ワンパックボーイR-V2EWは適用可能なタイルサイズに制限があります。詳細は最新のタイル建材総合カタログをご参照ください。PCa板先付け工法(フィルムラチス)PCa板先付け工法(置き目地)タイルシート法モザイクタイル外装タイルフィルムラチス(モザイクタイル)モレーヌシート(小口平∼二丁掛)PCパックN型(小口平∼二丁掛)直打ちPC工法(600mm角以下)SPC工法(400800mm角以下)テラコッタ陶板大形タイルタイル単体法ゴム目地ます(小口平以上)置き目地(小口平以上)※接着剤張り専用商品は使用できません。423

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