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5.サッシおよびサッシ周辺からの音鳴り現象について●アルミニウムの特性として、太陽の日射熱の影響を受けて部材の温度上昇により熱膨張が発生して部材が伸縮するという特徴が有ります。 また、アルミサッシの構造上、様々な形状の形材や部品にて構成されているため、各部材間のわずかな膨張率の違い等により音(パキパキ・ギシギシ・コーンなど)が鳴ることがあります。さらにアルミサッシに取り合う内装材(木額縁・床材・間仕切り等)の熱伸縮により摩擦・こすれ音が発生することもあります。 この現象はアルミサッシの性能に影響するものではありません。3.サッシの気密性とすきま風について4.サッシの遮音性について●サッシの気密性は、サッシから出入りする空気量で示し、少ない程性能が良いと言えますが、日本産業規格(JIS)ではこの空気の出入りを認めたものとなっており、出入りを遮断しなければならないとは規程していません。例えば気密性A-4等級のサッシは、室内外の圧力差が10Pa(約1kgf/㎡)のときに、サッシ面1㎡当り1時間に2㎥以下の空気の出入りが認められています。(サッシ1窓全体の出入り量は、この数値にサッシ面積を掛け算します)さらに、換気扇やレンジフードの使用時は、強制的に空気を室外に排出することになるため、適切な面積の吸気孔がないと室内外に圧力差が生じて、サッシの微小隙間(気密材の接触部や押縁端部等)から入る空気の量が増えることになります。強風時も同様で、サッシに直接風があたり室内外に圧力差が生じた時には、サッシの微小なすきまからの空気の流入が増えることになります。●サッシの遮音性とは、サッシを通して室外から室内へ侵入する音、室内から室外へ漏れる音をどれくらい遮ることができるのかを表す性能であり、音を完全に遮断し、住居内を無音状態にするというものではありません。住居ではサッシ以外に、換気口、換気扇など空気が出入りするところがあり、また、ベランダの有無、ベランダの構造、家具の配置などによっては、同じ遮音性能のサッシが付いたとしても、部屋ごとに室内の騒音レベルが異なります。カタログなどに記載しているサッシの遮音性能値は、サッシ単体の遮音性能のみを測定できる専用の実験室で測定した性能であり、お部屋で実測する数値とは異なります。 室内の騒音レベルを低くする簡単な対策としては、室内に厚地のカーテンや絨毯など、吸音効果のあるものを使用するという方法があります。12
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6.取扱い上について●テラス部分等に取付けられている大型の引違い窓や片引き窓では、外部からの強風により障子が枠側に押し付けられ、開閉操作が重くなることがあります。(24時間換気をしている場合も同様に発生する場合があります。)強風時の開閉は極力控えてください。●換気扇やレンジフードを作動させると、大量の空気を排出させると同時に、ほぼ同量の空気の流入が起こり、サッシから笛鳴りが発生する場合があります。この現象は、建物全体の気密性が高く、かつ流入する空気の導入口が設けられていなかったり、換気口等の導入口の大きさが適切でない場合に、サッシの小さなすきまから高速で空気が流入することにより生じる現象で、サッシの欠陥ではありません。適切な吸気口の設定や、窓を少し開けるなどの対応で笛鳴りは防げますので、外気の取り入れ口を確保して頂けますようお願いします。(24時間換気している場合や強風時にも同様に笛鳴りが発生する場合がありますので同じように対応して頂けますようお願いします。)●二重サッシ(2組のサッシを一対として構成されたサッシ納まり)では、内外のサッシを閉じた状態で諸性能が発揮されます。したがって窓を閉める時は、必ず内外のサッシとも閉めて、施錠してご使用ください。●あとから室内側にサッシを取付ける場合は、該当商品の取扱い説明書を読んでください。●窓に使用されるガラスの種類と厚さは、サッシに要求される諸性能に応じて決定されています。 万一、ガラスが破損または、ヒビ割れた場合は安全のため、速やかに入れ替えてください。 その際、ガラスは必ず以前から入っているものと同等のものを入れてください。●防水工事などでサッシ下枠の下側にシーリングを打たないでください。排水孔をふさぐ事になり、水が逆流して室内側へ漏水するおそれがあります。やむを得ずシーリングを打つ場合は、排水孔を避けてシーリングを打つ様にしてください。※図強風時の障子の開閉について換気扇・レンジフード使用時の笛鳴りについて二重サッシ取り扱い上の注意ガラスの取扱い(破損時の入れ替えに際して)改装サッシ取付後の取扱いについて室内側室外側シーリング水が溜まり逆流既存サッシ下枠下枠両端100mmと中央部100mmの位置に排水孔があります改装サッシ下枠水溜り水抜き穴※図(外観)水抜き穴●防火商品の構造上、結露水や雨水により長時間濡れた場合にサッシや窓の表面に白い結晶が発生することがあります。この白い結晶は人体に付着しても無害で、また防火性能上にも影響はありません。 白い結晶が発生した場合は水で濡らした雑巾などでふき取ることで除去することができます。7.防火商品の白い結晶について13

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