左ページから抽出された内容
地域に合わせた断熱性能を重視する「HEAT20」HEAT20は省エネに加えて、冬の快適・健康な室内温度までを考慮し、住まい手の生活に寄り添った断熱性能をG1からG3として提唱しています。ただし、これらの水準は全国で同じではなく、地域の気象状況によって補正を行うことが重要であることを強調しています。同じ地域区分でも、重視すべきポイントは異なる日本は南北に長く、北は亜寒帯から南は亜熱帯まで、さまざまな気候帯に属しています。また、日本海側に比べて太平洋側は日射量が多いなど、日本の中でも地域によって気候はさまざまです。そのため、同じ地域区分であっても、地域によって重視するポイントが異なります。地域の気候に合わせて、断熱と日射コントロールのバランスを考えることが大切です。“パッシブファースト”な住まいは1地域2地域3地域4地域5地域6地域7地域8地域□平均気温と日射量の例同じ地域区分でも、太平洋側は比較的日射量が多いため、日射熱取得を重視することが有効です。一方、日射が期待できない地域は、日射熱取得よりも断熱性を重視する方が有効となります。※出典:気象庁ホームページ 冬の平均気温:12月~2月の平均気温の南面の日射量:12月~2月の建物南面の 1時間あたりの平均日射量の概算値金沢(6地域)5.0℃206Wh/㎡浜松(6地域)7.3℃430Wh/㎡八戸(3地域)0.3℃348Wh/㎡東京(6地域)6.3℃435Wh/㎡弘前(3地域)−0.5℃242Wh/㎡省エネ基準地域区分4・5・6・7地域の場合省エネルギー性能冬期間の室内温度環境断熱等級7相当HEAT20G3省エネ基準より約75%削減最低の体感温度をおおむね15℃を下回らない断熱等級6相当HEAT20G2省エネ基準より約55%削減最低の体感温度をおおむね13℃を下回らないーHEAT20G1省エネ基準より約40%削減最低の体感温度をおおむね10℃を下回らない断熱等級5相当ZEH水準(2030年適合義務化)ー断熱等級4相当H28年省エネ基準(2025年適合義務化)最低の体感温度をおおむね8℃を下回らない省エネルギー性能は6地域の暖房エネルギー消費量、非暖房室の最低室温は6地域の暖房期における居室の暖房運転開始前(朝方)の非暖房室の最低室温18PASSIVEFIRSTBOOK
右ページから抽出された内容
地域補正のメリット地域補正することで、建設地に本来必要とされる断熱性能値を把握できるので、お施主さまに省エネ性や快適性を実感いただけたり、建設費のコストダウンにつながる場合もあります。金沢(6地域)東京(6地域)浜松(6地域)地域補正UA値0.38W/(㎡・K)地域補正UA値0.51W/(㎡・K)代表都市UA値0.46W/(㎡・K)地域補正地域補正代表都市UA値より断熱性能の強化が必要代表都市UA値より断熱性能の緩和が可能窓から入る「熱の収支貯金」の考え方冬に部屋を暖かく保つには、窓からたくさんの日射熱を取り込み、逃げる熱をできるだけ少なくすることが重要です。そして、その蓄えた熱量が大きいほど部屋は暖かく、また暖房に使われるエネルギー量も少なく省エネになります。※算出条件:日射量:400W/㎡・外気温度:5℃・室内温度:20℃、開口部:3㎡・熱貫流率:1.5W/㎡K・日射熱取得率:50%動画でチェック!「省エネで快適なHEAT20の家づくり」おすすめの窓樹脂窓EW−=□熱の収支(貯金)の例日照時間:10時間入る熱量:600W/h600W×10時間6,000Wh24時間常に放熱逃げる熱量:67.5W/h67.5W×24時間1,620Whその熱量の差が“熱の貯金”この数値が大きいほど快適で省エネ室内に残る熱量4,380Wh夜まで暖かい熱の貯金を増やすには地域の気象状況を把握することがポイント日射量の多い地域は日射熱取得を重視日射量が期待できなければ断熱を重視おすすめの窓高性能窓TWLIXILHEAT20の家づくり19
お探しのページは「カタログビュー」でごらんいただけます。カタログビューではweb上でパラパラめくりながらカタログをごらんになれます。