25高齢者施設プランニングブック 14-15(16-17)

概要

  1. コンセプト・序章
  2. 高齢者特有の疾患や障がいにおける身体状況
  1. 14
  2. 15

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CONCEPTINTRODUCTION高齢者特有の疾患や障がいにおける身体状況加齢に伴う身体機能の低下「老化現象」では、筋力や関節の柔軟性、平衡感覚などが低下し、さまざまな運動能力が低下します。ここでは、一般的な老化現象の症状とそれに伴い引き起こされる行動特性を紹介します。加齢に伴う運動能力の低下身体状況関節や骨の萎縮・硬直・屈曲筋力低下運動神経の低下・転びやすい・障害物を避けにくい・転びやすい・障害物を避けにくい・物がつかみにくい・立ち座りがしにくい・しゃがみにくい・転びやすい・膝、つま先が上がりにくく、つまづきやすい・物がつかみにくい・手を伸ばしにくい・立ち座りがしにくい・しゃがみにくい・上肢、下肢の可動幅の縮小・骨がもろくなる・腕や脚が曲がりにくい・握力、脚力の低下・敏しょう性の低下・力加減、動作の速度の調整が難しい弱視:視野狭窄・白内障前傾姿勢のバランスの崩しやすさ手の巧緻性の低下全体の筋力低下膝曲げ・つま先上げにくさ腕部の動きづらさ脚部の動きづらさ[行動特性][行動特性][行動特性][行動特性][行動特性][行動特性][行動特性]視野が狭くなったり、白内障ではかすんで見える。脊柱変形により前傾した姿勢になり、バランスを崩しやすい。しびれなどで手先動作、器用さが低下。老化により全身の筋力低下が進む。膝の関節の痛みや筋力不足で膝やつま先が上げにくい。筋力の低下や関節の硬直などで腕の曲げ伸ばしがしにくくなる。膝の関節の痛みや筋力不足で、動かしにくくなる。※片麻痺の脚は伸展拘縮する。14
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その他25.0%高齢による衰弱13.8%骨折・転倒12.5%認知症18.7%関節疾患10.2%心疾患(心臓病)4.7%脳血管疾患(脳卒中)15.1%コンセプト・序章65歳以上の要介護者の介護が必要となった主な原因症状身体状況・動作特性介護が必要になった原因については「認知症」が最も多く、次いで「脳血管疾患(脳卒中)」「骨折・転倒」「関節疾患」が多くみられます。それぞれの疾患によって引き起こされる症状はさまざまです。要介護の原因となった疾患ごとに生じる主な身体特性を紹介します。脳梗塞、脳出血くも膜下出血など脳血管疾患片麻痺、手足のしびれ、意識障がい認識機能の低下などで引き起こされる排泄方法の失認による不潔行為日時、場所の認識の低下による身近な場所での迷子運動障がいはないにもかかわらず、動作が鈍化関節の腫れや痛みによる可動域の制限握力低下により掴む動作がしにくい、できない膝関節の曲げにくさによるつまづきや立ち座りの困難脚部の場合、歩行能力や座位、立位維持能力の低下、立ち座りの困難など上肢の場合、手腕動作の不自由や掴まりによるバランス保持の困難など関節リウマチ変形性関節症関節炎など関節疾患失行、失認見当識障害記憶障がいなど認知症脊椎椎体圧迫骨折大腿骨頸部骨折橈骨・尺骨遠位端骨折上腕骨外頸骨折骨折・転倒■要介護者の介護が必要になった原因片麻痺など関節リウマチ骨折•片手で動作するため不安定•物を持っての移動が困難•歩行、立ち座り時、健側に手すりが必要•症状によっては車椅子での生活になる•手足の関節の炎症によるこわばり、痛み、動かさないことによる可動域の狭小化•腰や背骨(脊椎)の骨折は歩行能力の低下になり、杖の使用、もしくは車椅子使用•腕や上腕部の骨折はギプス固定などで手の使用が困難出典:平成30年高齢者白書15PLANNINGBOOKELDERLYFACILITY高齢者施設

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