25高齢者施設プランニングブック 134-135(136-137)

概要

  1. その他の情報
  2. 障がいについての基礎知識
  3. 自助具・補装具について
  1. 134
  2. 135

このページのトップへ

このページに含まれるテキストデータ(PDFから抽出された内容)

左ページから抽出された内容
自助具・補装具は、障がいによって低下または欠損した能力や機能を補うための道具を指します。これらの特性やサイズによって、トイレの使い勝手が大きく左右されるため、設計にあたっては充分な知識と理解が必要です。車椅子車椅子には大きく分けて手動車椅子(自走用・介助用)と電動車椅子があります。手動車椅子は、自分で操作するものと介助者に押してもらうタイプのものがあります。一方、電動車椅子には、操作方法や駆動方法によっていくつも種類がありますが、ここでは代表的なものを取り上げます。概要と種類■一般的な車椅子の部位名称■一般的な車椅子の種類自走用車椅子介助用車椅子電動車椅子握り(グリップ)背もたれ(バックサポート)ブレーキハンドリム駆動輪自在輪(キャスター)アームサポート座(シート)フットサポートレッグサポートフットサポートサイズと動作域■車椅子のサイズと動作域の関係車椅子は種類によって、90°、360°の回転のための動作域が異なってきます。トイレを設計する上でも、空間的に大きく影響を及ぼしますので、基本事項として理解しておく必要があります。JISにおける手動車椅子の寸法JIST9201全長1100mm、全幅650〜700mmの場合※JIST9201の規定では 全長1200mm以下、全幅700mm以下※1ヘッドサポートを外した時※2リクライニング機構およびティルト機構を装備する車椅子は、標準状態の寸法とする。手動車椅子の場合■自助具・補装具について障がいについての基礎知識450mm1350mm1700mm900mm650∼700mm1100mm《180°回転》《90°回転》1350mm900mm1400mmLHH1W部位寸法※1全長(L)1,200mm以下全幅(W)700mm以下フットサポート高(H1)50mm以上全長(H)※21,200mm以下※車軸の中心を軸に回転する場合座位変換型電動車椅子(リクライニング式・ティルト式等)についてはP.11を参照134REFERENCEINFORMATION
右ページから抽出された内容
杖・装具杖歩行機能の一部を代償する目的で使用されます。障がいの内容や程度によって使用する杖も異なります。杖使用者の人間工学的寸法は、以下の通りである。・松葉杖使用者の歩行時の幅は900~1,200mm程度・杖を片手で使用した際の歩行時の幅は700~900mm程度・低いところに手が届かない。(しゃがむことができない)歩行器安定して歩行できない人は、歩行器を使用することがあります。しかしこれは、基本的には屋内用で、外出時は杖か車椅子となります。長下肢装具・短下肢装具足や足首に障がいや変形がある場合、自力歩行を可能にするために装着する装具で、図のように装着して使用します。主に長下肢装具は脊髄損傷者や筋ジストロフィー患者などが、短下肢装具については脳血管障がいによる片マヒ者や関節リウマチ患者などが使用します。リーチャーなどの自助具リーチャーは、関節リウマチなどによって腕や指の届く範囲が限られる障がい者が、遠くのものを取ったり、下に落ちたものを拾う際などに使用します。■装具の種類歩行器短下肢装具長下肢装具足元にあるものを取るのに便利なマジックハンドタイプです。遠くにあるものを取るために使います。出典:高齢者、障碍者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準第4章基本寸法等600900∼1200700∼900(mm)800その他の情報135PLANNINGBOOKELDERLYFACILITY高齢者施設

このページのトップへ

  • キーワード検索

    • 全てを含む
    • いずれかを含む
    • 全て
    • 現在のカタログから
  • マイバインダー

    マイバインダーは空です。