25高齢者施設プランニングブック 128-129(130-131)

概要

  1. その他の情報
  2. プランニング事例
  1. 128
  2. 129

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REFERENCEINFORMATIONプランニング事例フェリオ成城(居室トイレ改修)介護付有料老人ホーム当施設の介護スタッフの方が日常の介護場面において課題であったトイレ内での介助スペースの狭さを解消するため、大便器の向き、配置を扉に対し直角方向の向きとし、大便器前方、側方に大きなスペースを確保しました。これにより、大便器まわりには、大便器への立ち座りや脱衣の介助、大便器前で車椅子から移乗するための介助など、動作スペースを十分確保。また、歩行ができる高齢者でも歩行姿勢が不安定になる危険性があります。入り口から大便器への動線上の壁面には水平手すりを設置し、伝い歩きで安全に大便器にアプローチできるよう配慮し、歩行可能な方から車椅子使用の方までの多様な身体状況の方がより安全に利用することができるようになりました。施設外観居室■介護スタッフとの空間検証■完成後のモニター検証LIXILのユニバーサルデザイン検証スペースにおいて、フェリオ成城様の介護スタッフの方々と使いやすいトイレ空間のレイアウトや機器の選定や設置のための検証を行い、最適な空間レイアウトを導き出しました。完成後、スタッフの方で「自立歩行」「介助歩行」「自走式車椅子使用」「介助式車椅子使用」の身体状況を想定してモニター検証を行い改修トイレについて評価しました。利用者の動作のしやすさや安全性、介助のしやすさ、管理のしやすさなど高い評価をいただきました。128
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■居室プラン■トイレプラン■居室プラン■トイレプランその他の情報運営:株式会社シニアライフカンパニー設計:株式会社LIXIL施工:株式会社LIXILトータルサービス所在地:東京都世田谷区祖師谷改修竣工:2019年8月■改修前■改修後大便器とシャワーがセットになったユニット。大便器まわりの介助スペースが十分ありませんでした。また、車椅子では正面からのアプローチになるのでトイレ内に車椅子を入れて扉を閉めることができませんでした。シャワーは、あまり使用されることがなく、そのスペースをオムツなどの物置として使用されていました。大便器まわりにアプローチや介助のためのスペースを大きく確保。大便器への立ち座りの際の姿勢安定のために掴む縦手すりを大便器側方の壁に設置。さらに、座位の安定に配慮し、背もたれ付肘掛け手すりを設置。肘掛けを跳ね上げることで横からの介助がしやすくなりました。介助時に必要なオムツのストック場所も問題でした。トイレスペースの広さを確保しつつストック量を確保するため、吊り収納ボックスを設置。1日に必要なオムツを入れることのできる容量です。入居者の身体状況(右麻痺、左麻痺など)により、トイレへのアプローチがしやすいようベッドの配置を変更することがあります。その場合に備えて、トイレの入り口を左右どちらからでも開閉できる引き戸とし、入り口付近には縦手すりを設置して、安定した扉開閉の動作に配慮しました。[ン][プラン]129PLANNINGBOOKELDERLYFACILITY高齢者施設

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