25高齢者施設プランニングブック 16-17(18-19)

概要

  1. コンセプト・序章
  2. 高齢者施設の水まわり空間に求められること
  3. 入居者の安全な動作への配慮
  1. 16
  2. 17

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店舗・遊技施設等4,439人5.4%会社・公共施設等1,270人1.6%公園・遊園地・運動場等1,019人1.3%医療施設269人0.3%その他(不明含む)1,098人1.3%学校・児童施設等185人0.2%住宅等居住場所50,082人61.1%道路・交通施設23,590人28.8%0200040006000800010,00012,00014,000(人)やけどおぼれるかまれる刺されるはさむはさまれるものがつまる等切る刺さるぶつかる落ちるころぶやけどかまれる刺されるはさむはさまれるおぼれる切る刺さるぶつかるものがつまる等落ちるころぶ0100002000030000400005000060000(人)CONCEPTINTRODUCTION高齢者施設の水まわり空間に求められること施設のスタッフが入居者の転倒を心配する場所として「トイレ」「ベッドまわり」「浴室」を挙げ、実際に転倒したことがある場所として「トイレ」や「浴室」などの水まわりが多く、注意と配慮が必要です。【日常生活に潜む危険】0%50%100%トイレ内キッチンまわり洗面まわり玄関テーブルや椅子のまわり浴室の浴槽廊下浴室の洗い場ベッドまわりその他スタッフが入居者の転倒を心配している場所実際に入居者が転倒したことがある場所66.755.163.862.863.331.957.552.751.916.249.041.136.018.632.917.110.95.82.43.6出典:東京消防庁「救急搬送データからみる日常生活事故の実態」平成30年N=81,952名N=70,531名出典:東京消防庁「救急搬送データからみる日常生活の事故」(株)LIXIL調べ調査対象:介護スタッフN=414名■高齢者の事故発生場所別の救急搬送人員Q入居者が転倒しないか心配になる場所はどこですか?(複数回答可)Q入居者が実際に転倒したことがある場所はどこですか?(複数回答可)■高齢者施設での転倒する危険がある場所[高齢者施設のスタッフに聞きました]■高齢者の事故種別ごとの救急搬送人員(2014年)入居者の安全な動作への配慮高齢者施設の入居者・利用者は、加齢に伴う身体機能の低下や疾患などにより、姿勢の保持や歩く動作などが不安定になり、わずかな段差につまずいたり、すべったりして転倒することが多くなります。転倒は骨折や寝たきりの原因にもなるため、安全な生活を確保するための配慮が必要です。高齢者の事故発生場所としては、「住宅等居住場所」が6割を超えています。また、事故の種別では、「ころぶ」「落ちる」事故が8割を占めています。そのため、転倒・転落事故を防止するための配慮が重要です。事故が起きるのは、居住場所が6割越え「ころぶ」「落ちる」8割を占めるトイレ内、ベッドまわり、浴室、廊下は要注意16
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トイレや脱衣室などの出入り口の敷居は、建具と床面との取り合いで段差を解消したり、水仕舞が必要な浴室の入り口は、段差のない仕様のグレーチングを選定するなどの方法で段差解消をします。段差解消移乗動作、身体の方向転換や立ち座り動作の時に、しっかりと掴まって安定した動作ができる手すりを設置します。関節リウマチなどで握ったり、力を入れることができない場合は、手を乗せることのできる形状の手すりを選定します。立ち座りサポート歩行など身体の位置を移動させる時に安定して動作ができるよう、姿勢保持を補助するための水平手すりをトイレ、浴室・脱衣室などの動線に沿って設置します。歩行サポート脱衣室での着替えや靴の履き替えなど不安定な動作に配慮して、腰掛けた状態で安全動作ができるベンチを設置します。着替え動作のためのベンチ【主な配慮ポイント】コンセプト・序章17PLANNINGBOOKELDERLYFACILITY高齢者施設

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