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●切妻屋根●寄棟屋根小屋裏換気の原理(換気を行なう動力)は、自然の風が小屋裏を通り抜ける気流と、暖まった空気の上昇気流の2つです。両者を活用するためには、軒天の吸気孔と、小屋裏のできるだけ高い位置に排気孔を合わせて設けることが効果的です。また、小屋裏の換気孔の取り方別換気面積について、住宅金融支援機構の技術基準には右頁のように定められているので、換気計画の参考にしてください。妻換気ガラリ 吸気・排気妻換気ガラリ 排気(吸気作用もあり)軒天換気孔 吸気軒天換気孔 吸気・排気棟風 排気軒天換気孔 吸気妻換気ガラリ 排気(吸気作用もあり)軒天換気孔 吸気外壁材の下に、胴縁で通気層を確保する工法を用います。その通気層の空気の取り入れ口として外壁材の下端に外壁材の見切りを兼ねて、土台通気孔を取り付けます。通気層内部の空気は、室内の熱で暖められて上昇し、小屋裏を通って外部に排出されます。布基礎が空気の流れを妨げないように、どの方向に風が吹いても床下の空気がスムーズに流れるように換気孔を設けます。また、床下には室内からだけでなく、地中からも湿気が流入しやすいので、ベタ基礎にするか、地表を防水シートで覆う必要があります。また、床下換気孔の設置方法については住宅金融支援機構の技術基準では右頁ように定められているので、換気計画の参考にしてください。棟風 排気土台換気孔 吸気土台水切 吸気床下換気ガラリ 吸気・排気小屋裏壁 内床 下2
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a土間土間bca+b≦4mc≦4m1/1,600以上(排気孔)1/900以上(吸気孔)1/1,600以上(排気孔)1/900以上(吸気孔)1/900以上(排気孔)1/900以上(排気孔)1/900以上(吸気孔)1/900以上(吸気孔)小屋裏換気孔は、独立した小屋裏ごとに2カ所以上換気に有効な位置に設ける。なお、換気孔の必要有効換気面積等は次による。両妻壁にそれぞれ換気孔(吸排気両用)を設ける場合は、換気孔をできるだけ上部に設けることとし、換気孔面積の合計は天井面積の1/300以上とする。(1)外壁に接する土台を木造とする住宅 次のすべてに適合するものとする ①土台の防腐・防蟻措置を施す ②土台に接する外壁の下端には水切りを設ける(2)換気設備の設置 炊事室、浴室及び便所には、次のいずれかの設備を設ける ①機械換気設備 ②換気のできる窓イ軒裏に換気孔(吸排気両用)を設ける場合は、換気孔面積の合計を天井面積の1/250以上とする。ロ軒裏に吸気孔及び妻側に排気孔を垂直距離で900mm以上離して設ける場合は、換気孔面積をそれぞれ天井面積の1/900以上とする。ハ1/300以上(吸排気両用)1/250以上(吸排気両用)排気筒その他の器具を用いた排気孔は、できるだけ小屋裏頂部に設けることとし、排気孔の面積は天井面積の1/1,600以上とする。また、軒裏に設ける吸気孔の面積は天井面積の1/900以上とする。ニ軒裏に吸気孔を設け、かつ、棟部に排気孔を設ける場合は、吸気孔の面積を天井面積の1/900以上とし、排気孔の面積を天井面積の1/1,600以上とする。ホ換気孔の取り方例新築住宅の耐久性に関する基準の概要床下換気孔の設置方法《参考資料》住宅金融支援機構融資住宅基準による換気計画3外壁の床下部分には、壁の長さ4m以下ごとに有効面積300c㎡以上の換気孔を設ける。(3)住宅の構造 次のいずれかに該当するものとする(注意)部分的に耐火構造または準耐火構造とならない場合(混構造の場合)、建築物全体を工法ごとの耐久性基準に適合させることが必要となる ①主要構造部を耐火構造とした住宅であること ②準耐火構造(省令準耐火構造を含む)の住宅であること ③耐久性基準に適合する住宅であること (1)基礎 (2)小屋裏換気措置 (3)床下換気・防湿措置 (4)防腐・防蟻措置 (5)浴室などの防水措置※青字は躯体内換気部材関連項目。

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