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ご購入の前に水洗便器のご使用にあたっては、下記の注意事項に十分注意して正しくお使いください。設置時のご注意■衛生陶器を設置する壁や床は強固に固定ができる材質を選定してください。陶器が落下破損してケガをしたり、ズレにより給排水接続部から漏水し家財に損害を与える恐れがあります。■トイレ床材には防水加工が施された床材をご使用ください。防水加工が施されていない場合、結露水やこぼれた小便が便器と床材のすき間に入り込みシミが発生する恐れがあります。やむを得ず、防水性能のないフローリング(木質系)を使用される場合は、便器台座部の周囲に、市販の防カビ性透明シリコーン系シール剤を塗布してください。■「最初の水張り時」や「断水後の復旧時」(停電、加圧送水装置の保守点検、配管工事による水抜き、水張りなど含む)には、必ず、最初に空気抜き弁や掃除流し水栓からエアー抜きし、便器をご使用ください。エアー抜きをしなかった場合、陶器や器具の破損によりケガをしたり、漏水により家財に損害を与える恐れがあります。■設置完了後、止水栓や給水ホース、その他接続部からの漏水がないかご確認ください。■排水管の排水管径・管長・勾配などについては、下水道法や所轄官庁に従い、SHASE206(空気調和・衛生工学会)を参考に適切な施工を行ってください。便器の洗浄不良や詰まり、その他不具合につながり、家屋・建物や家財等に損害を及ぼす恐れがあります。 ■使用できる水質は、水道水および飲用可能な井戸水(水道法に定められた飲用水の基準に適合する水をいう)です。ただし、飲用可能な井戸水でも水アカの付着、腐食等の発生で、修理が必要な故障が起きやすくなる場合がありますので定期的なメンテナンスが必要です。また、井戸水は環境によって変化する場合がありますので、定期的な水質検査や水質改善設備の維持管理などが必要です。中水仕様品をご使用の場合、P.30をご参照ください。■リフォームの場合、交換する便器によっては、床についた便器設備跡(床汚れ、変色)が目立つ場合があります。使用時のご注意■タンク式便器を連続して洗浄するときは、必ずタンク内が満水になってから水を流してください。タンク内が満水になる前に水を流すと洗浄不良や詰まりの原因になり、汚水があふれて家財に損害を与える恐れがあります。■便器には新聞紙、ティッシュペーパー、紙オムツ、生理用ナプキン、流せるネコ砂、トイレットペーパー芯など、異物(汚物、トイレットペーパー以外の物)は流さないでください。鉛筆、ボールペン、くし、歯ブラシなどは、内部でつかえるので、もし誤って便器内に落とした場合には、必ず拾い出してください。便器詰まりにより、汚水があふれて家財に損害を与える恐れがあります。■大量のトイレットペーパーを一度に流さないでください。便器が詰まり、汚水があふれて家財を汚す原因になることがあります。1度に流すトイレットペーパーの量は、大洗浄で約5m、小洗浄で約2mを目安にしてください。また、大便時に小便用洗浄をしないでください。水量が少ないため便器が詰まり、汚水があふれて家財に損害を与える恐れがあります。トイレットペーパーの紙質によっては水にほぐれづらく、便器が詰まることがあります。■便器の排水路が詰まった場合に、そのままで水を流さないでください。フルオート便器洗浄機能がある便器、またはフルオート便器洗浄機能を付加した便器において詰まりが生じた場合は、必ずフルオート便器洗浄機能をOFFにするか、電源を切るか、コンセントを抜いてください。便器から汚水があふれて家財を汚すことがあります。詰まったときには、市販の吸引器(商品名:ラバーカップなど)を使用して除去してください。除去できない場合は、お取引店に修理を依頼してください。■陶器に熱いお湯をかけたり、衝撃を与えないでください。陶器が破損してケガをしたり、漏水により家財に損害を与える恐れがあります。■陶器にヒビが入ったり、割れた場合、破損部には素手で触らないでください。破損部でケガをする恐れがあります。■陶器にヒビが入ったままで使用しないでください。突然割れてケガをする恐れがあります。■結露水や小便が床にこぼれた場合は、こまめに拭き取ってください。便器と床材のすき間に入り込み床シミやにおいの原因となります。また、換気扇を回すなど、トイレの換気を行うことで結露を軽減できます。■手洗鉢の中に造花などの飾り物を置かないでください。タンク内に落ちて止水不良の原因になったり、手洗鉢から水があふれて家財に損害を与える恐れがあります。■タンク手洗部およびタンク内で石けん類、芳香洗浄剤などの洗剤、薬品類を使用しないでください。漏水や止水不良、作動不良の原因になり、家財に損害を与える恐れがあります。■タンク内にビンやレンガなどの異物を入れないでください。内部金具に干渉し、故障を起こす場合があります。また、水量が少ないため洗浄不良になったり、便器が詰まり、汚水があふれて家財に損害を与える恐れがあります。■長期間使用しない場合は、封水が蒸発し、臭気がトイレ内に逆流する恐れがあります。定期的に封水を補充してください。また、寒冷地で長期間使用しない場合は、凍結予防のためにタンクは必ず水抜きを行ってください。便器は溜水を抜き、バスタオルを詰めたり、不凍液等で満たしてください。不凍液はそのまま流さず適切な方法で処理してください。誤って流すと浄化槽等に損害を与えることがあります。■便器の溜水が下がり、封水が切れたままご使用されると、下水管からの臭気や、有毒ガス、腐食ガス、昆虫などがトイレに入り、家屋・建物、家財への損害や、便器、設備機器の故障、健康被害を生じる恐れがあります。■便器を使用した後は必ず洗浄してください。トイレ内のにおいや、便器の汚れの原因となります。また尿石付着により正常に便器が洗浄できなかったり、器具の破損につながる恐れがあります。■便器(陶器)のお手入れには、表面をきずつける恐れのある洗剤(強いアルカリ性洗剤、フッ素系洗剤、研磨剤入りの洗剤)は使用しないでください。また、撥水作用や表面コート作用などがある洗剤やお掃除道具は、陶器表面が覆われることで、防汚性能が十分に発揮できなくなる場合があります。32住宅トイレ
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作動水圧について■水洗便器を設置する際は、器具ごとに定めている必要給水圧力(静止時、流動時)を確保できていることをご確認ください。■給水圧力が0.75MPaを超える場合には、減圧弁を使用して減圧してから設置、ご使用してください。【水圧の確認について】給水器具の設置には、必要給水圧力(静止時、流動時)の確認が必要です。■止水栓や、設置器具が用意できない場合は、下図の様に器具類を接続して給水圧力(静止時、流動時)を測定してください。水圧測定治具を使用すると、容易に器具の設置可否が判断できます。■流動時の給水圧力は、配管の状態などにより大きく異なります。必ず器具を設置する給水管にて水圧を測定してください。【静止時の測定方法】バルブ1を全開、バルブ2を全閉にした状態での水圧(静止時)を測定してください。施工について■2階以上の建物にトイレを設置する場合、排水管内で大きな圧力変動が起こる恐れがあります。排水管には必ず通気を確保してください。■室内において極端な負圧が生じないようにご注意ください。排水能力低下や、便器洗浄時に排水配管から異臭が上がってくる恐れがあります。負圧が生じないように、十分な換気を行ってください。■他社の便座は取り付けできない場合があるため、ご購入前に便座メーカーにご確認ください。■一部の地域では、便器の洗浄水量に関して規定されている場合がありますので、自治体の指示に従ってください。また、排水管は1/100以上の勾配を必ず確保してください。■洋風便器の床下横引き排水管において、勾配1/100、75A、2曲の排水管(BL基準)において10m以上の搬送性能が確保されていることを確認しています。また、排水管長さが10mを超える場合でも、停滞した汚物は、次の洗浄で順次押し流されていくことを確認しています。■排水経路が適切であることを事前にご確認ください。排水管の詰まりや、通気が不足している場合は、排水能力低下・騒音・封水切れ・他器具への影響などが生じる恐れがあります。排水管接続の際は、管を屈折させたり曲を多く使用したりすることや、小曲継手の使用は洗浄に影響を及ぼすため避けてください。■リフォームの場合、排水管が老朽化したり、ヘドロの堆積などで流れにくくなっていることがあります。洗浄不良や詰まりを防止するために事前確認をし、必要に応じて配管洗浄、勾配修正、通気確保、あるいは水量を増加するなどの措置を行ってください。■自治体の条例で水量増加が必要な場合や、配管の老朽化などの配管損失が大きいことが予測される場合は、水量を増加する措置が必要です。タンク式便器の洗浄水量は、内部金具の調整により、約8L(Jフィットを除く)に増やすことができます。また、サティスSタイプおよびアメージュシャワートイレ(Z1グレードを除く)は、リモコン操作で大洗浄8L/小洗浄6Lに設定できます。各商品で、変更方法が異なります。それぞれの施工説明書を参照。■浄化槽を使用する場合、水量・水質の規定があります。建築用途や処理対象などを個別に検討する必要がありますので、浄化槽メーカーまたは販売業者にご確認いただき、その指示に従ってください。■新築向けの床排水便器の排水管の立ち上げ高さは商品や排水管の種類によって異なります。必ず60mm以上で排水管を立ち上げていただき、施工説明書または工事用図面集に記載されている高さで切断ください。取扱いについて■便器は洗浄の際に、便器および排管内に水の流れる音や水と空気が混ざる音が発生することがあり、洗浄後には封水を確保するため排水管内で水滴が落ちる音が発生する場合がありますが、異常ではありません。■水質によっては、水アカが付着しやすくなる場合があります。その場合は、お手入れの頻度を増やしてください。■衛生陶器は製造上の都合、釉薬のかかり具合が均一ではなく、ご使用される際にみえにくい部位・陶器形状によっては、釉薬の程度が異なります。■汚物の状態によりましては、便器鉢内乾燥面だけでなく、水中の鉢面にも汚物が付着する場合があります。また、通常の洗浄のみでは、洗い流せないこともあります。■バリウムなど水に溶けにくく、重いものは一度の洗浄では流しきらない場合があります。完全に流せない場合は、便器内に残ったバリウム及び汚物をトイレブラシなどで細かくしたあと数回洗浄してください。■用便時に便器にたまった水がはね返ることがあります。これは、便器の構造上避けられない現象です。あらかじめ、トイレットペーパーを浮かせてご使用いただければ軽減できます。■洗浄時、水がはねることがあります。便器は勢いよく水を流し汚物を排出する必要があり、そのため水と水とがぶつかるなどして発生してしまう現象です。■洋風便器で立小便をする場合、小便がはねて外へ飛散し、床や壁を汚すことがあります。座ってご使用いただければ、小便の飛散は軽減できます。■着座した姿勢で小便をする場合、着座位置や小便をする方向によっては、はね返ることがあります。着座位置をずらすか、トイレットペーパーを敷いていただければ、はね返りは軽減できます。■汚物の大きさ、量、比重の違いやトイレットペーパーの量、種類によっては、1回の洗浄で完全に流れきれずに残ることがあります。■フラッシュバルブ式、パブリック向けタンクレストイレ以外の便器(サティスを含む)でシートペーパーをご使用になると詰まる恐れがあります。■洗浄水量は流動時0.2MPaの場合のものです。洗浄水量は現場水圧条件や施工条件などにより変動することがあります(一部商品を除く)。■工事完了後は給水管接続部周辺から水漏れがないか必ずご確認ください。漏水のため家財に損害を与える恐れがあります。【水圧判定治具による確認について】サティスSタイプ、パブリック向けタンクレストイレ、ホテル客室向けタンクレストイレ浴室外設置(Bタイプ)、ホテル向けタンクレス便器をお使いの場合は、水圧判定治具を用いて必要給水圧力(静止時、流動時)をご確認ください。容易に器具の設置可否が判断できます。水圧判定治具 CWA-234【流動時の測定方法】(1)バルブ2を全閉、バルブ1を全開にした状態から、バルブ2を除々に開いてください。静止時の給水圧力の値から、除々に低下していきます。(3)バケツを空にした後、バルブ1を全開にし、10秒間水を入れ水量を測ってください。その際、下表を参考に必要水量以上を確保できているかをご確認ください。■設置する器具と、キッチン、洗面所等の給水器具を同時に使用する場合、流動時の給水圧力、流量が低下します。同時使用の状態で流動時の給水圧力の測定を行ってください。(2)バルブ2を調整して商品の最低必要水圧と等しくなる水圧に合わせた後、バルブ1を閉じてください。仕様必要水量DV-S800型ブースター付2.5Lブースターなし3.8Lリフレッシュシャワートイレタンクレスブースターなし4L下がる水を流した場合(流動時)圧力計水を止めている場合(静止時)目盛り付バケツバルブ1吐止水用バルブ2流量調節用給水管に接続33住宅トイレ
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