公共エクステリア総合カタログ2025-2026(土木・建築) 1078-1079(1080-1081)

概要

  1. 資料
  2. 技術資料
  3. 衝突防止ポール 耐衝撃度についての考え方
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  2. 1079

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実験条件例車両質量1.15トンの車両が時速40km/hで正面から衝突した場合の衝突エネルギー(衝撃度)71kJの実車衝突試験を実施。Emv:衝突エネルギー(kJ):車両質量(t):衝突速度(km/h)E= ×m×  12v3.6( )2ペンデュラム試験について変形しない錘を決まった速度で繰り返し衝突させることができ、支柱本体の耐衝撃強度を定量的に検証できます。試験機では支柱本体の強度検証のみですが、大型クレーンを利用した試験では基礎を含めた検証が可能です。ペンデュラム試験機錘重量   :1ton錘最大揚高 :2m衝突速度  :2.5∼22.5km/h衝撃度   :最大19.5kJ       実車換算39kJ※車両の変形によるエネルギー吸収量を50%と想定実車衝突試験とペンデュラム試験のエネルギー比較についてペンデュラム試験では衝突時の錘や台座の変形がないため、その衝突エネルギーはほぼ全て支柱本体を曲げる力になります。一方実車試験では車両側に破損が生じるため、衝突時のエネルギーは車両の変形と支柱本体の曲がりに分散されます。これまでにおこなった数多くの試験結果より、実車試験の場合は、衝突エネルギーの約50%程度が車両を変形させる力として働き、残るエネルギーが支柱本体側に作用していると考えています。そのことからペンデュラム試験機は、実車衝突に換算すると最大39kJの衝撃度を支柱本体に加えることができます。実車衝突試験について地盤調整を実施し、H型ボラードの「性能の考え方の確認方法」としてボラードの設置便覧に示される「供試体設置条件」を正確に再現しました。ペンデュラム試験を車両の衝突に置き換えた場合のシミュレーション※車両の変形によるエネルギー吸収量を50%と想定支柱本体サイズφ114.3試験支柱本体サイズφ76.3試験車両等が車止め支柱本体に衝突する際の衝突エネルギー(衝撃度)は、次の式により算出されます。大型クレーンによるペンデュラム試験機錘重量   :2ton錘最大揚高 :3m衝突速度  :最大23km/h衝撃度   :最大40kJ       実車換算80kJ※車両の変形によるエネルギー吸収量を50%と想定(社外試験場N値10)衝突速度(km/h)1040車両総重量(ton)1.01.21.41.61.82.01.01.21.41.61.82.0車両衝突換算衝撃度(39kJ)衝突速度22.5km/hペンデュラム試験衝撃度(19.5kJ)衝突速度(km/h)車両総重量(ton)401020303020車両衝突換算衝撃度(17kJ)衝突速度15.0km/hペンデュラム試験衝撃度(8.5kJ)100%全てが支柱本体を曲げる力支柱本体を曲げる力50%、車両を変形させる力50%50%50%100%試験動画がご覧いただけます。■舗装条件 歩道に設置される場合を想定し、次の舗装条件を標準とする。      舗装種 密粒度または粗粒度アスファルトコンクリート舗装          舗装厚3cm      路 盤 砕石路盤 路盤厚10cm■路床条件 N値5∼10程度※出典:公益社団法人日本道路協会『防護柵の設置基準・同解説ボラードの設置便覧』(令和3年3月)※出典:公益社団法人日本道路協会『防護柵の設置基準・同解説ボラードの設置便覧』(令和3年3月)▶cpd_ex_qp00248技術資料衝突防止ポール耐衝撃度についての考え方新商品技術資料使用上・施工上のご注意エクステリアのお手入れ材質別色見本販売終了商品について資 料1078
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実車実験で単管φ114.3×t4.5では車両1.15t時速20kmを止めることが限界でした。インパクトスリーブを内蔵することにより、時速40kmまで耐衝撃性をアップすることが可能です。※時速20kmが40kmになることで衝撃力が約4倍になります。考察インパクトスリーブ耐衝撃度比較実車試験全体の総覧40㎞/h衝突防止ポールB114アスファルト路盤路床バンパー高45㎝地耐力(N値)衝突エネルギー71kJ基礎部車両重量1.15t支柱本体サイズごとの実車試験とペンデュラム試験結果比較インパクトスリーブIMPACTSLEEVE車止めの耐衝撃強度について車止め支柱本体に外部から衝撃が加わる場合、その衝撃力は支柱本体と基礎が受け止めます。車止めの耐衝撃性を向上させるには支柱本体と基礎相互の強度をバランス良く確保することが重要です。「支柱本体強度>基礎強度」では基礎の破損や転倒が生じますので、「支柱本体強度≦基礎強度」となることが必要です。実車衝突試験実際の施工状態を反映させた衝突試験によって、支柱本体・基礎双方の強度の確認および衝突時の車両の挙動が確認でき、耐衝撃性能を総合判断できますが、試験ごとに衝突速度を揃える難しさと車種ごとの車体構造の違いによる破損状況の差によって結果のバラツキが生じる場合があります。(*1)ペンデュラム試験機錘重量:1.0ton錘最大揚高:2m衝突速度:2.5∼22.5km/h衝撃度:0.24∼19.5kJ変形角度10.020.030.040.050.01.01.52.0衝突速度(km/h)乗員を含めた車両重量(ton)インパクトスリーブ付き耐衝撃度71.0(kJ)インパクトスリーブ無し耐衝撃度17.8(kJ)実車試験車両1.15t40km/h車両1.5t35km/h車両1.8t32km/h実車試験車両1.15t20km/h車両1.5t17km/h車両1.8t16km/h車両重量1.15t、時速40㎞/hで走行する車両の突破を防止パイプ径114.3㎜の車止め1本を舗装道路(アスファルト舗装30∼40㎜、路盤150㎜、地盤のN値平均8∼18程度)に施工する場合※車両及び衝突時の条件によって異なります。2本設置の場合、時速59㎞/hの142kJまで耐える新構造多角形断面高強度補強部材「インパクトスリーブ」を支柱本体に内蔵することで強度を向上させます。耐衝撃性能と衝撃吸収性能を最大限に発揮する構造を実現しました。二重に四角形を組み合わせて四隅に三角形断面を形成し、曲げに対する断面性能を向上させると共に、多角形の断面がどの方向からの衝突に対しても支柱本体強度を確保します。衝突防止ポール支柱本体サイズφ76.3×t3.0φ76.3×t3.2φ114.3×t4.5材質SUS304STK400STK400インパクトスリーブ有り有り有り実車衝突速度車両1.2ton×40km/h車両1.2ton×40km/h車両1.15ton×40km/h耐衝撃度74kJ74kJ71kJ変形角度(支柱本体1本)26.0°26.5°21.3°試験条件実車試験ペンデュラム試験(*1)錘1.0ton 速度15.0km/h 衝撃度8.6kJ錘1.0ton 速度22.5km/h 衝撃度19.5kJ品番U76型ステンレス製U76型スチール製B114型新商品技術資料使用上・施工上のご注意エクステリアのお手入れ材質別色見本販売終了商品について資 料1079

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