はるかべ工法住宅編設計・施工マニュアル2025 4-5(6-7)

概要

  1. 注意事項
  2. 施工上のポイント/設計および施工における禁止事項
  1. 4
  2. 5

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41.注意事項1注意事項2設計・施工条件3構成材料施工手順各部の納まり9チェックリスト10部材の施工方法11特殊部位の施工12タイル工事補足13ブロック、ラスモル14薄型ALC4木造5鉄骨造6タイル張7木造8鉄骨造●裏面から雨のかかる場所や塀などへの施工(図-4)裏面からの吸水や乾燥の繰り返しにより反りや凍害の原因となります。●上げ裏への施工庇や軒などの裏側への施工はタイル剥落の原因となります。●傾斜のある壁面への施工(図-5)垂直な面に比べて、屋根に近い過酷な条件となります。凍害や雨漏りの原因となります。●集合煙突への施工(図-6)煙突内で発生した水分がモルタルを通して外部へしみ出し、SAIDIXの裏面から吸水して反りや凍害の原因となります。また、SAIDIX-LT裏面に影響を及ぼし、膨れ・鋼板の腐食などの原因となります。※実際に煙突として使用しないもの(飾り煙突)を除く。●外勾配の笠木への施工(図-7)パラペット部の笠木を外勾配にすると雨水が外壁面を多量に流れて汚れの原因となります。●基礎部のモルタルへの埋め込み施工(図-8)・毛細管現象によって吸水し、凍害やカビなどの原因となります。・結露水等の排出ができなくなり、土台部からの漏水の原因となります。・躯体圧縮荷重に対するクリアランスが無くなるため、反り発生の原因となります。●内付けサッシの使用内付けサッシでは持ち出し寸法が限定されるため、納まりません。防水上問題がありますので、外付けサッシ(もしくは半外付けサッシ)を使用してください。また、サッシ外面のつたい水などによりサッシ両端が汚れたり、寒冷地などでは外壁面に結氷して凍害の原因にもなります。●換気口での後付け換気フードの使用接続パイプと外壁材の間のシールが不完全な場合、壁体内に排気が漏れ壁体内結露を起こしたり外壁材表面に流れ出すことにより、断熱性能の低下、構造躯体の含水率上昇、外壁材の凍害等を引き起こす危険性が高まります(図-9)。接続パイプは外壁材表面より突出させ、パイプと外壁材の間にシーリングを確実に充填してください(図-10)。●透湿防水シートの施工の不備透湿防水シートの施工の不備は直接漏水事故の原因となります。透湿防水シートや防水テープの施工は確実に行ってください。●指定以外のサイズの胴縁や釘・ビスの使用SAIDIX(-LT)の留め付け強度が確保できずに、タイル面の反りの原因となります。胴縁の厚さ、幅、材質および、釘・ビスの太さ、長さ、材質共に指定のものを使用してください。図-5図-6図-7図-8図-9図-10接続パイプ外装材透湿防水シート防水テープ内挿型ベントキャップ漏気結露防水テープ透湿防水シート外挿型ベントキャップシーリング外装材接続パイプ図-4
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51.注意事項1注意事項2設計・施工条件3構成材料4木造5鉄骨造6タイル張7木造8鉄骨造9チェックリスト10部材の施工方法11特殊部位の施工12タイル工事補足13ブロック、ラスモル14薄型ALC施工手順各部の納まり●規定を超える胴縁間隔への施工規定を超える縦胴縁間隔ではSAIDIX(-LT)の留め付け強度を確保することができずに、施工後に反りや仕上げ材割れの原因となります。<胴縁間隔の規定>木造500mm以下鉄骨造606mm以下●胴縁幅90mm未満でのSAIDIX(-LT)継ぎ手部の施工(図-11)SAIDIX(-LT)継ぎ手部分での胴縁の幅が90mm未満だと、SAIDIX(-LT)端部からの釘打ち寸法が不足し、端部の割れが生じる原因となります。●間柱上でのSAIDIX14のジョイント(図-12)SAIDIX14間柱上でSAIDIX14の縦ジョイントを設定すると、SAIDIX14の留め付けが胴縁にしか効かないため、十分な留め付け強度が得られません。脱落・反りなどの原因になります。●SAIDIX(-LT)のジョイント部の突き付け施工(図-13)SAIDIX(-LT)のジョイント部を突き付けて施工するとシーリングが打てなくなり、目地追従性が悪く、雨漏りや凍害・反りの原因となります。●SAIDIX(-LT)の縦張り施工●SAIDIX(-LT)の乱張り施工(図-14)SAIDIX(-LT)の合じゃくり部や取り合い部でシーリングの施工不良などが起こり、雨漏り等の原因となります。●適用下地以外への仕上げ材張り板体の基材性能が十分でないものや、接着剤との相性が悪いものがあり、反りや剥離の原因となります。●指定以外の接着剤の使用接着性能が確保できないものや、SAIDIX(-LT)との相性が悪いものがあり、剥離の原因となります。●ジョイントテープ無しや幅の異なるものでの施工(図-15)SAIDIX(-LT)板間の仕上材に掛かる応力を緩和できずに、仕上げ材にクラックが発生する原因となります。●水濡れしたSAIDIX(-LT)の施工SAIDIX(-LT)保管時や施工時における雨水・融雪水等での水濡れ状態のまま施工すると、壁面反りの発生等の原因となります。●仕上げ材張り時の水濡れタイル張り時に雨水・融雪水等による水濡れがあると、接着性能の低下や壁面の反りの発生等の原因となります。●寒冷地域での寒冷期の施工寒冷地域での寒冷期(昼間でも気温が5℃以下となる場合)の施工は、接着剤の硬化が大幅に遅くなり、接着不良の原因となります。図-12間柱縦胴縁図-13図-14図-15タイル幅より狭い図-1190mm未満

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