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05●長期優良住宅読本●長期優良住宅は、長く住み続けるための機能を備えていなければなりません。住む人が長い年月を安全に暮らせるよう、地震に強く(耐震性)、劣化しにくい(耐久性)構造である必要があります。加えて、清掃や定期的な点検が容易で、経年に伴って修繕が必要になった時の直しやすさ(維持管理・更新容易性)も求められます。つまり、丈夫で安全、そしてメンテナンス(お手入れ)もらくらく、というのが住まいを長生きさせるカギなのです。また、住まいの寿命が伸びることで住宅を建て替えるときの廃棄物や環境への負荷が軽減され、地球の健康にとってもやさしい住まいであるといえます。長生きのヒケツは、基礎体力と健康管理03定期健康診断定期メンテナンスまだまだ元気!
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06●長期優良住宅読本●長期優良住宅の基準その1:長持ちさせるための基本(戸建住宅の場合)日本は、世界の国々と比較してもトップクラスの長寿国。しかし、住まいの寿命は欧米諸国にくらべ非常に短命で、世代交代とともに建て替えられています。近年は、新築志向だった日本の住宅事情から、いいものを作って、きちんと手入れして、長く大切に使うストック型社会への転換が進んでいます。【参考】日本:総務省「平成15年、平成20年住宅・土地統計調査」 アメリカ:U.S.CensusBureay「AmericanHousingSurvey2003,2009」 イギリス(イングランド):CommunitiesandLocalGovernment 「2001/02,2007/08SurveyofEnglishHousing」(データ:2001年2007年) http://www.communities.gov.uk/ より国土交通省推計※平均寿命:WorldHealthStatistics2014(世界保健統計2014)住宅と人の平均寿命の比較●「平均築年数」:過去数年間に滅失した住宅の築年数の平均日本01020304050607080(年)アメリカイギリス29.7年84歳平均寿命平均寿命平均寿命平均築年数平均築年数平均築年数79歳81歳66.6年80.6年極めてまれに発生する地震にあった場合も、継続して住むための改修が容易にできるよう、耐震等級2以上の住宅にして損傷の低減を図ること。親、子、孫など、数世代にわたり住宅の構造躯体が使用できるよう、例えば基礎のコンクリートを厚くしたり、床下や小屋裏の点検口などを設置すること。構造躯体と比べて耐用年数が短い内装や設備は、維持管理(清掃・点検・補修・更新)を容易に行えるようにすること。例えば基礎に水道管を埋設しないなどの措置が必要です。耐震性構造躯体等の劣化対策維持管理・更新の容易性省エネルギー対策居住環境住戸面積※上記に記載した基本事項は、基準の一部です。詳細は国土交通省のページでご確認ください。 http://www.mlit.go.jp/index.html
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