24高齢者施設プランニングブック 22-23(24-25)

概要

  1. コンセプト・序章
  2. 高齢者施設の水まわり空間に求められること
  3. 感染予防
  1. 22
  2. 23

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CONCEPTINTRODUCTION感染予防高齢者施設には、ウイルスに感染すると持病があったり、薬の服用で免疫力が低下していて重症化する高齢者が暮らしています。このような抵抗力の弱い高齢者が集団で生活をしている高齢者施設ではウイルスの持ち込みや蔓延防止の対策が重要です。感染への対策として「標準予防策(スタンダードプレコーション)や「感染経路別の遮断」などを徹底することが重要です。感染症の原因となる微生物(細菌、ウイルスなど)を含んでいるものを感染源といい、次のものは感染源となる可能性があります。感染源感染経路には、「接触感染」「飛沫感染」「空気感染」「針刺しなどによる血液媒介感染」などがあります。感染経路の遮断とは、①感染源を持ち込まないこと、②感染源を持ち出さないこと、③感染源を拡げないことです。そのためには、手洗いの励行、うがいの励行、環境の清掃が重要となります。また、血液・体液・分泌物・嘔吐物・排泄物などを扱うときは、手袋を着用するとともに、これらが飛び散る可能性のある場合に備えて、マスクやエプロン、ガウンの着用についても検討しておくことが必要です。感染経路の遮断出典:高齢者施設における感染対策マニュアル■高齢者施設における感染対策■高齢者施設における感染対策職員・医師・看護職員・介護職員など委託業者職員入所者医療処置・看護介護・リハビリ出勤・帰宅清掃・給食面会・介助入居利用食事・入浴・排泄持ち出さない入居予定者面会者ボランティア実習生【外部環境】【高齢者施設】設備・物品持ち込まない短期入所及び通所サービス利用予定者拡げない[主な感染経路]接触感染(経口感染含む)/飛沫感染/空気感染/血液媒介感染感染経路①嘔吐物、排泄物(便・尿など)、創傷皮膚、粘膜など②血液、体液、分泌物(喀痰・膿など)③使用した器具・器材(注射針・ガーゼなど)④上記にふれた手指感染症対策の考え方手洗い、手指消毒の徹底持ち込まない個室管理や対応する介護職員の固定化、適切な個人用感染防護具の使用拡げない着替えや、エプロン、ガウンの適切な着脱、汚染物の片付け持ち出さない22
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コンセプト・序章高齢者施設の水まわり空間に求められること•感染予防の基本は手洗い(スタンダードプレコーション)•手洗いは「1ケア1手洗い」、「ケア前後の手洗いが基本」•液体石けんを使用して洗う手洗いは感染症対策の基本出典:高齢者施設における感染対策マニュアル水栓の操作部での感染予防のため、手をかざすだけで吐水・止水ができる自動水栓や、手首や肘などで操作ができるレバー式水栓を選定水栓作業などが終わってすぐに手洗いするための手洗器を部屋やコーナーの入り口付近に設置手洗器[手をかざすだけで自動で吐水]自動水栓[水石けんが自動で吐出]水石けん[レバーを手の甲で操作]シングルレバー水栓[手洗い後の濡れた手を乾かすための設備]ペーパータオルホルダー[長いレバーを手首で操作]レバー水栓ハンドドライヤー【主な配慮ポイント】•使い捨てのペーパータオルを使用する(共用の布タオルは使用しない)•水道栓は、自動水栓か手首、肘などで簡単に操作できるものが望ましい•手を完全に乾燥させる23PLANNINGBOOKELDERLYFACILITY高齢者施設

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