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12区分滑り片表面状態介在物散布量滑り条件1硬いゴム<JISA1454>雨水条件(珪砂:ダスト:水=9:1:2000)ほぼ水(僅かに粉)400g/㎡滑り条件2泥水条件(珪砂:ダスト:水=9:1:20)<JISA1454>泥水すべりの国内規格について「O-Y・PSM(東工大式すべり試験機)による試験」は、多種多様な素材・使用環境に対応できる試験方法として、さまざまな材料業界で高い評価を受けています。そして、セラミックタイルにおいても、2008年日本工業規格(JISA5209)改正の際に導入された「耐滑り性試験方法(JISA1509-12)」に、この「O-Y・PSM(東工大式すべり試験機)による試験」が採用されました。これにより、水濡れする場所の床に使用するタイルの評価方法が初めて制定されました。ただし、この規格には基準値は設定されていません。当社では約35年前の1989年から「O-Y・PSM(東工大式すべり試験機)」を導入、1992年よりC.S.RまたはC.S.R・Bによる品質管理を行っております。当社カタログの用途区分に『◎』と表記してある商品は、その使用場面に適したすべり抵抗係数を有していることを意味しています。当社でのすべりの実験風景。さまざまなすべり抵抗をもつ床材を試料に用い、はきものや動作を変えて、すべりの評価を行う。❖滑り評価方法の変更(セラミックタイルJISの改訂)について2020年のJIS改訂に伴い測定条件が変更されました。●滑り片硬いゴム片のみ。●介在物雨水・泥水条件。改訂の背景として主に以下の点が挙げられています。●実場面として旧規格に規定されている濃い泥水が撒かれた使用環境は殆んどなく、実滑り感覚と乖離するケースがあった。●C.S.Rの評価方法はJISA1454(高分子系張り床材試験方法)でも採用されているが、両者の関係性が不明確であった。【JISA5209で例示された2種の滑りの測定条件】すべりの国内規格について※セラミックタイルJISで基準値の設定はされていません。
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13❖LIXILの屋外床タイルのすべり管理すべり性能の理想としては、あらゆる使用環境を想定した条件で必要なレベルをクリアすることですが、現実的ではありません。そうした中でLIXILでは、一般に屋外に床タイルが使われる場面では、泥水条件と雨水条件の2条件で測定したC.S.Rを満たせば、大方の使用場面を広くカバーできると考えました。従って、LIXILでは2つの条件で求めたC.S.Rについて基準を満たす管理を行っています。泥水条件でC.S.Rの高いものを選んでも、雨水条件では危険な商品があります。逆に雨水条件だけで選んでも泥水条件で危険な商品もあります。従って両方の条件での測定においてある一定水準を満たすことが重要です。準安全領域C.S.R雨水条件C.S.R泥水条件準安全領域安全領域基準値基準値理想的にはできるだけ多くの条件で必要な基準を満たすことです。多くの条件(介在物)とは泥、水、油、洗剤などがあります。JIS試験条件LIXIL品質管理(斜線部)理想条件あらゆる条件が考えられる中、タイルJISでは屋外床の実場面でよく見られるものから優先し、稀な条件を排除して選定・例示しています。雨水と泥水の2条件を満たせば、大方の場面で安心と考えています。雨水(滑り条件1)油洗剤乾燥泥泥水(滑り条件2)泥水(滑り条件2)泥水(滑り条件2)雨水(滑り条件1)雨水(滑り条件1)雨水(滑り条件1)油洗剤乾燥泥泥水(滑り条件2)泥水(滑り条件2)泥水(滑り条件2)雨水(滑り条件1)雨水(滑り条件1)雨水(滑り条件1)油洗剤乾燥泥泥水(滑り条件2)泥水(滑り条件2)泥水(滑り条件2)雨水(滑り条件1)雨水(滑り条件1)
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