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災害時にも無理なく安心して使える。レジリエンストイレとは?水洗トイレに強制開閉弁を採用。洗浄ハンドルの操作で開閉弁を強制的に開閉します。平常時は5L洗浄の水洗トイレとして使用でき、断水時には1Lの洗浄水で汚物を配管に排出します。採用には専用の配管設計と断水時の運用が必要です。汚物を下水道に配送するために専用の配管設計が必要です。また断水時には、手動給水方式または汚水循環方式の運用が必要です。災害時、避難所にはたくさんの人が集まりますが、トイレの数には限りがあります。トイレの不足が問題になることも少なくありません。LIXILは常設の水洗トイレと災害用トイレを併用することがトイレの問題解決の糸口になると考えます。そのために必要なのがバリアフリー化など、人にやさしいトイレづくりの整備。また、災害時にも子どもやお年寄り、障がいのある方でも安心してトイレが利用できるよう、運用ルールを事前に取り決めておくこともたいへん重要です。災害用トイレ携帯トイレマンホールトイレ仮設トイレ平常時災害・断水時ハンドル操作で1Lで流せます5L1Lひとりでも多くの人が使えるように人にやさしいトイレ環境を。行政による運用ルールづくりレジリエンストイレ強制開閉弁支え合い、使い分ける。避難所でのトイレ環境づくり。量的充足質的充足トイレの数(量的充足)と使用感(質的充足)を両立することが、避難所でのトイレ問題解決への一歩です。災害への備えいつでも安心して使用するためになど詳細は、P.21をご覧ください。レジリエンストイレ災害時にも使える水洗トイレ▶強制開閉弁式を 動画チェック6
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災害時にこそ求められる「普通」。被災者、管理者に優しいトイレ環境づくりを実践。施設管理者様の声 令和元年5月、創立118年の本校は新校舎落成式を迎えた。耐震性を備えた本校舎は地域の避難場所として指定され、今後避難所としての運営をしていくことになった。校内には災害配慮トイレ「レジリエンストイレ」が設置されている。 先日、児童を対象にしたLIXILによる「防災出前授業」として、災害時の避難所トイレの使い方を教えて頂いた。「タンクのネジを外し、中のピンを取り外す」だけで、通常時の5分の1の水量で汚物を流せるようになるトイレに児童は皆一様に驚いた。高学年はプールからバケツで水を運ぶ作業も体験した。 学校が避難所となった時、児童は地域の人と共に避難所運営に関わることとなる。全国の小学校で初めて設置されたこの「レジリエンストイレ」を、日頃は快適に使わせてもらい、「いざという時」には自分の命を自分で守り、地域のためにボランティアできる小学生になってほしいと思う。和歌山県田辺市大坊小学校/玉井朋子校長トイレ入り口まわりインテリアに調和した木製のトイレサイン。ピクトグラムでわかりやすく表示している。防災授業いざという時、全ての生徒がジュニア・ボランティアとして避難所の運営に協力できる力を身に付けることを目標に、トイレの構造や災害時の使い方を学び、実際に体験しました。排水配管まわりレジリエンストイレが規定する排水配管。45°エルボと大曲りY字管の2つの継手で施工。男女共用トイレ・多機能トイレ災害時でも普段通りトイレが使えるように平常時5L/断水時1Lで使用するレジリエンストイレを男女共用トイレと多機能トイレに採用。多機能トイレにはシャワートイレも採用。田辺市立大坊小学校導入事例災害時の避難所になることを考慮し、断水時に少量の洗浄水で汚物を排出できるレジリエンストイレを採用。災害時でも普段と同じように無理なくトイレを使えるので、児童も避難所運営の手伝いができます。レジリエンストイレ学校男女共用トイレ多機能トイレ防災授業の様子。トイレの構造や流す仕組みを学びました。災害時にはプールの水をトイレの洗浄用水に使用する。プールの水をみんなで運ぶ体験をしました。設置したレジリエンストイレの洗浄方法をペットボトルの水(1L)を使い体験しました。7
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