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(ii)スーパーベースの硬化状態の確認方法スーパーベースを塗継ぎ及びスーパーベースを塗付け後のタイル張りは、スーパーベースが内部まで硬化してから行います。スーパーベースの硬化の確認は以下の方法で行います。・塗厚が5mm以下の場合図6.10に示すように指で強く押して、へこまなければ硬化していると言えます。へこむ場合には内部が未硬化ですので、へこまなくなってから次工程に移ります。・塗り厚が5mmを超える場合スーパーベースは表面から硬化が進むため、塗り厚が5mmを超えると指で押した程度では判断できなくなります。そこで、カッターで切込みを入れ、その周囲を指で押すと、図6.11に示すように内部が未硬化の場合には、切れ目から未硬化のスーパーベースが出てきますが、硬化していればスーパーベースが出てきません。未硬化の場合には、このような現象が生じなくなることを確認した後に次工程に移ります。図6.11 塗り厚が5mmを超える場合の確認方法図6.10 塗り厚が5mm以下の場合の確認方法内部が未硬化の状態 指でへこむ確認方法硬化した状態 指でへこまない未硬化の状態硬化した状態706■施工上の留意点
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②モルタルによる不陸調整 モルタルの剥離防止のためにコンクリート表面を超高圧水洗浄により目荒しを行います。コンクリートに直接タイル張りする場合は、目荒しの必要はありません。 モルタルは、JISA6916:2014(建築用下地調整塗材)のセメント系下地調整厚塗材2種(CM-2)又はセメント系下地調整塗材2種(C-2)に適合する既製調合モルタルを推奨します。 吸水調整材及びセメント混和用ポリマーは、既製調合モルタルの製造業者の推奨するものを使用します。 塗付け後の養生時間は、夏場7日以上、冬場14日以上とし、不陸調整材の養生中は、雨水がかからないように養生します。また、ドライアウトを防止するために、施工時及び施工後にはシート掛け等による適切な養生を行います。 コンクリートに直接タイル張りを行う場合は、吸水調整材やシーラーを塗布しないようにします。 FA-S工法及びFA-L工法の場合の下地厚さは10mm以下にします。躯体精度が悪くて厚みが10mmを超えた場合は、タイル張り時に使用するコンクリートビスを長いものに変更します。 モルタル下地の表面は、内装壁の接着剤張りと同様に金ごて1回押えとします。 タイル張り前に硬化状態を確認します。確認はマイナスドライバーや釘等で軽くひっかき、モルタルが削れるようであれば硬化不良と判断します。硬化不良が認められた場合は、散水養生を行います。散水養生でもモルタルの強度がでない場合は、モルタルを除去し、再度モルタル塗りを行います。(2)押出成形セメント板 パネルの建込み段差を確認し、パネル相互の目違いは±1.5mm以内であれば合格です。これを超える段差がある場合は、パネルの建込み直しが必要です。 不陸調整が必要な場合は、有機系下地調整塗材「スーパーベース」を使用します。施工方法は(1)に準じます。モルタルによる不陸調整はできません。716.2 下地の作製及び確認1387.1.25.1.2.3.4.5.6.7.82.1.2.3.44.1.2.3.4.5.6.7.8.9.106.1.2.3.4
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