接着剤張り技術資料 24-25(26-27)

概要

  1. 4 接着剤張りの特徴
  2. 4.2 地震の被害調査結果
  3. 4 接着剤張りの特徴
  4. 4.3 剥離防止効果
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表4.5 接着剤張りとモルタル張りを併用した建物の被害調査結果NO.物件接着剤張りの被害モルタル張りの被害剥落ひび割れ剥落ひび割れ3C事務所なしなしなし有り4Dマンションなしなしなし有り5Eマンションなしなし有り有り6Fマンションなしなし有りなし7Gマンションなしなしなし有り8Hマンションなしなし有り有り9Iマンションなしなし有りなし4.2.2は「熊本地震外壁タイル調査報告」(一般社団法人全国タイル業協会、全国タイル工業組合)から抜粋、編集しています。244■接着剤張りの特徴図4.15 Iマンションモルタル部分の剥離図4.12 Dマンション接着剤張り無被害図4.13 Iマンション接着剤張り無被害図4.14 Dマンションモルタル張り部分のひび割れ
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4.3 剥離防止効果(1)変形追従性能はるかべ工法(接着剤張り)は、モルタル張りに比べて下地の動きへの追従性が高く、剥離に対して高い抵抗力があります。以下の試験結果は、図4.16に示すようにコンクリートの両面にタイルを張り付けて、コンクリートのみを圧縮して強制的に歪みを加え、タイルに発生する歪みや剥離の有無を調べたものです。試験結果を図4.17に示します。モルタル張りした場合には、コンクリート歪みの増加に比例してタイル歪みも増加し、タイルの歪みが大きくなると剥離しました。これに対して、はるかべ工法ではゴム弾性がある接着剤層が変形できるため、タイルに生じる歪みは小さく、コンクリートが破壊するような大きな歪みが加わってもタイルは剥離しませんでした。また、はるかべ工法では目地詰めをしないほうが、タイルに生じる歪みが小さくなります。これは、目地材がないほうが変形しやすいためです。コンクリートのみを圧縮コンクリート張付け材料(接着剤、モルタル)タイル図4.16 変形追従性試験の概要0.0000.0050.0100.0150.0200.0250.0300.0350.0400.0450.0500.000.040.060.080.100.12タイル歪み(%)0.02コンクリート歪み(%)はるかべ工法・目地詰め有りモルタル張りはるかべ工法・空目地コンクリートが破壊するような歪みでも剥離しない約0.053%のコンクリート歪みで剥離図4.17 変形追従性試験におけるコンクリート歪みとタイル歪みの関係251387.1.26.1.2.3.45.1.2.3.4.5.6.7.82.1.2.3.44.1.2.3.4.5.6.7.8.9.104.2 地震の被害調査結果/4.3 剥離防止効果

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