ビルサッシ 開口部の性能、基準 38-39(40-41)

概要

  1. アルミニウムと表面処理
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アルミニウムと表面処理アルミニウムは、人工的な処理を施さなくても、自然酸化皮膜と呼ばれる非常に薄い膜(0.002μm程度)が素地表面に生成されるため、優れた耐食性を示す金属です。しかしながら、アルミ建材として使用する場合には、この厚さでは充分ではないため、人工的(電気化学的)に陽極酸化皮膜と呼ばれる厚い皮膜(数μm程度)を生成させ、さらに合成樹脂塗装を施す表面処理により、耐食性をはじめ耐候性や美観等の向上を図っています。なお、酸化皮膜の厚さおよび性能等についてはJISにより規定されています。■1アルミサッシの表面処理に関するJIS規定等級平均皮膜厚※1AA3AA6AA10AA15AA20AA253.0以上6.0以上10.0以上15.0以上20.0以上25.0以上AA55.0以上̶̶等級アルカリ耐食性(単位s)耐食性※2耐摩耗性※3封孔度※4試験期間A種B種キャス耐食性試験時間(h)レイティングナンバ砂落し磨耗試験(s)噴射磨耗試験(s)平面往復運動摩耗試験(ds/μm)アドミッタンス測定試験(μS)リン酸・クロム酸水溶液浸積試験(g/dm2)染料吸着試験(汚染度)AA3AA6AA10AA15AA20AA25125以上100以上 75以上 50以上 30以上̶̶ 90以上150以上225以上300以上375以上725632168̶̶9以上9以上9以上9以上9以上1250以上1000以上 750以上 500以上 150以上̶̶̶0.03以下30以上̶20以下0∼2AA5̶̶̶̶̶̶̶24以上36以上48以上60以上●陽極酸化塗装複合皮膜に関する規定 JISH8602に、アルミの表面処理について、表1、表2のように規定されています。種類複合耐食性耐候性a)参考複合耐食性試験b)キセノンランプ式促進耐候性試験サンシャインカーボンアーク灯式促進耐候性試験適用環境紫外線蛍光ランプ式促進耐候性試験キャス試験試験時間 hA124012040003000過酷な環境で、かつ、紫外線露光量の多い地域の屋外A224012020001500過酷な環境の屋外B240721000750一般的な環境の屋外Cーー350250屋内注a)耐候性は、キセノンランプ式促進耐候性試験又はサンシャインカーボンアーク灯式促進耐候性試験のいずれかの試験を行う。 b)複合耐食性試験は、紫外線蛍光ランプ式促進耐候性試験を行った後、キャス試験を実施する。なお、この試験は、種類Cには適用しない。表1 複合皮膜の種類表2 複合皮膜の性能陽極酸化皮膜の等級と皮膜厚さ       単位μm陽極酸化皮膜の性能種類皮膜厚さ(平均膜厚)キャス耐食性(キャス試験)塗膜の付着性(基盤目試験)耐沸騰水性<5h>塗膜の耐溶剤性(キシレン)耐アルカリ性(5g/LNaOH)複合耐食性※2促進耐候性※3外観付着性試験時間※4外観光沢保持率A15μm以上※1120hRN9.5以上25/25塗膜にしわ、割れ、ふくれ、はがれ及び著しい変色のなきこと25/25ラビング試験後の鉛筆硬度低下が1ランク内であること24hRN9.5以上240h+120hRN9以上3000h<4000h>著しい変退色及び著しいチョーキングのなきこと75%以上A21500h<2000h>B72hRN9.5以上240h+72hRN9以上750h<1000h>C24hRN9.5以上8hRN9.5以上ー250h<350h>※1各測定点の皮膜厚さが平均皮膜厚さの80%以上であること。※2耐食性試験はいずれかによる※3耐摩耗性試験はいずれかによる※4封孔しない皮膜が要求される場合を除く●陽極酸化皮膜に関する規定JISH8601に、アルミの表面処理について、下記のように規定されています。※1.各測定点の皮膜厚さが平均皮膜厚さの80%以上であること。※2.紫外線蛍光ランプ式促進耐候性試験後にキャス耐食性試験を実施する。※3.サンシャインカーボンアーク灯式促進耐候性試験あるいはキセノンランプ式促進耐候性試験のいずれかによる。※4.上段がサンシャインカーボンアーク灯式促進耐候性試験、下段(<>内)はキセノンランプ式促進耐候性試験による試験時間を示す。38
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■2ビル用アルミニウム建材の環境別表面処理基準(一社)軽金属製品協会では、ビル用アルミニウム建材の表面処理として、JISH8601に規定する「陽極酸化皮膜」およびJISH8602に規定する「陽極酸化塗装複合皮膜」を挙げ、以下の通り、使用環境に応じた等級・種類を推奨している。また、着色塗装については同協会規格「建築用アルミニウム及びアルミニウム合金の着色塗膜」に基づく以下の種類を提案している。1) ○は適用可能であることを示す。2) 屋内で極度に湿度の高い風呂場、厨房及びトイレなどは分類Ⅲに含まれる。出典:(一社)軽金属製品協会ビル用アルミニウム建材の環境別表面処理基準アルミニウムの環境別処理基準アルミニウムの使用環境分類使用環境表面処理仕様基準1)陽極酸化皮膜複合皮膜着色塗膜AA20AA15AA6A1A2BC1種2種3種Ⅰ過酷な環境かつ紫外線の多い地域の屋外○○Ⅱ過酷な環境の屋外○○○○Ⅲ一般的な環境の屋外○○○○○○○Ⅳ室内2)○○○○○○○○○○分類使用環境環境条件Ⅰ過酷な環境かつ紫外線の多い地域の屋外腐食・劣化の激しい地域で海浜及び沿岸、かつ紫外線露光量の多い地域(亜熱帯海洋性気候に類似した地域)海浜とは、海岸線から300m以内の地域(飛来する海塩粒子の影響が最も激しい地域)をいう。沿岸とは、海岸線から300mを超えて2km以内の地域(飛来する海塩粒子の影響が比較的大きい地域。ただし、南西諸島の島は、海岸線から2kmを超えても、すべてこの区分に入れる。)をいう。Ⅱ過酷な環境の屋外腐食・劣化の激しい地域で海浜及び沿岸地域Ⅲ一般的な環境の屋外工業地域、都市地域及び田園地域工業地域とは、生産活動に伴って、大気汚染物質[硫黄酸化物(SOx)、窒素酸化物(NOx)、降下ばいじんなど]を発生する地域をいう。都市地域とは、商業及び生活活動に伴って大気汚染物質を発生する地域をいう。田園地域とは、大気汚染物質の影響が少ない地域をいう。Ⅳ室内39

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