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24住宅・建築物の省エネルギー基準◦ 開口部の熱貫流率(U)は開口部の仕様に応じた値(「仕様U値」)もしくは、下記①~⑤(試験値または計算値)のいずれかの方法により求めた値を用います。① JISA4710(建具の断熱性能試験方法)② JISA1492(出窓及び天窓の断熱性能試験方法)③ JISA2102-1(窓及びドアの熱性能-熱貫流率の計算-第1部:一般)及びJISA2102-2(窓及びドアの熱性能-熱貫流率の計算-第2部:フレームの数値計算方法)に規定される断熱性能計算方法④ ISO10077-1に規定される断熱性能計算方法⑤ ISO15099に規定される断熱性能計算方法◦ 開口部のη値(日射熱取得率)には、ガラスの種類と中空層、付属部材等で設定されている「仕様η値」と、JIS計算で算出した「計算η値」の2種類があります。「仕様η値」は平成25年省エネ基準では、ガラスの仕様のみで規定されていましたが、平成28年基準ではガラスの仕様にサッシ・フレームの仕様を考慮したη値を規定しています。 なお、開口部のη値はガラスとサッシ部の面積率を想定して、ガラス単体の日射熱取得率を用いた近似式で規定されています。サッシの構造が木製又は樹脂の場合は、0.72を乗じた値に、金属及び金属・樹脂複合の場合は、0.80を乗じた値になります。開口部の熱貫流率(U)と日射熱取得率(η)について■開口部の熱性能評価外皮の熱性能計算において、外皮の部位(屋根、天井、外壁、床、基礎)毎に「部位別仕様表」※にあげられた仕様に基づく性能値により簡易的に求めることができます。※:部位別仕様表とは、「告示第265号 建築物エネルギー消費性能基準等を定める省令における算出方法等に係る事項」の別表第3~第8(木造住宅については第3〜第5)と、別途登録制により「部位別仕様表データベース」にて公開している仕様を合わせたものです。(一社)住宅性能評価・表示協会のホームページから検索できます。開口部については、仕様毎の熱貫流率(U)(以下「仕様U値」)は、一般社団法人 日本サッシ協会ホームページ内の技術情報「建具とガラスの組み合わせ」による開口部の熱貫流率表に、日射熱取得率(η)(以下「仕様η値」)の値は、国立研究開発法人建築研究所ホームページ内「平成28年省エネルギー基準に準拠したエネルギー消費性能の評価に関する技術情報(住宅)」に示されています。◦外壁、屋根、天井、ドアの日射熱取得率ηは、部位別仕様表で求めた熱貫流率Uに係数0.034を乗じて求めます。開口部の熱性能評価建具の仕様ガラスの仕様ガラス中空層の仕様※1開口部の熱貫流率[W/(㎡K)]※4開口部の日射熱取得率[η]LIXIL適合商品※6遮蔽物無しシャッター・雨戸付和障子付風除室あり付属部材なし和障子付外付ブラインド※5(一重)窓、框ドア・引戸樹脂(または木)と金属の複合材料製建具※1Low-E複層日射取得型ガス層:14㎜以上2.332.111.991.890.460.270.11・PRESEA-H・E-SHAPEWindow+Wood日射遮蔽型0.290.190.08日射取得型ガス層:14㎜未満または不明2.912.592.412.260.460.270.11日射遮蔽型0.290.190.08日射取得型空気層:9㎜以上2.912.592.412.260.460.270.11日射遮蔽型0.290.190.08日射取得型空気層:9㎜未満または不明3.493.042.822.590.460.270.11日射遮蔽型0.290.190.08複層空気層:11㎜以上3.493.042.822.590.570.270.12空気層:11㎜未満または不明4.073.493.212.90その他金属製熱遮断構造建具※2金属製建具等Low-E複層日射取得型ガス層:10㎜以上2.912.592.412.260.460.270.11・PRO-SE70・PRO-SE・BFG・PRESEA-S・PRO-SE100・E-SHAPEWindow日射遮蔽型0.290.190.08日射取得型ガス層:10㎜未満または不明3.493.042.822.590.460.270.11日射遮蔽型0.290.190.08日射取得型空気層:14㎜以上2.912.592.412.260.460.270.11日射遮蔽型0.290.190.08日射取得型空気層:7㎜以上14㎜未満3.493.042.822.590.460.270.11日射遮蔽型0.290.190.08日射取得型空気層:7㎜未満または不明4.073.493.212.900.460.270.11日射遮蔽型0.290.190.08複層空気層:8㎜以上4.073.493.212.900.570.270.12空気層:8㎜未満または不明4.653.923.603.18-6.515.234.763.950.630.270.14弊社ホームページより抜粋建築物省エネ法
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25②設計仕様(省エネ手法を加味)〈負荷の削減〉〈効率化〉・外皮の断熱化・日射の遮蔽・取得・通風利用・躯体蓄熱・熱交換換気の採用・調光・照明制御・節湯型器具の採用・浴槽の断熱化・太陽熱温水器の設置設備効率の向上・家電等は、省エネ手法を考慮しない。〈エネルギーの創出〉・太陽光発電設備等の設置②設計仕様(省エネ手法を加味)〈負荷の削減〉〈効率化〉・外皮の断熱化・日射の遮蔽・エアフローウィンドウ・ダブルスキンの採用・熱交換換気の採用・昼光利用・タスク&アンビエント照明の採用・節湯型器具の採用・太陽熱温水器の設置設備効率の向上・事務機器電等は、省エネ手法を考慮しない。〈エネルギーの創出〉・太陽光発電設備等の設置住宅・建築物の省エネルギー基準建築物省エネ法※1家電及び調理のエネルギー消費量。建築設備に含まれないことから、省エネルギー手法は考慮せず、床面積に応じた同一の標準値を設計一次エネルギー消費量及び基準一次エネルギー消費量の両方に使用する。※2コージェネレーション設備により発電されたエネルギー量も含まれる。※非住宅建築物に係る省エネ適合性判定及び届出においては、外皮性能基準(PAL*)は適用されませんが、一次エネルギー消費量の計算を行う上で、開口部(建具)の仕様・性能が必要となります。暖房エネルギー消費量 ESH空調エネルギー消費量ESAC冷房エネルギー消費量 ESC換気エネルギー消費量 ESV換気エネルギー消費量 ESV照明エネルギー消費量 ESL照明エネルギー消費量 ESL給湯エネルギー消費量 ESW給湯エネルギー消費量 ESHW昇降機エネルギー消費量 ESEV家電等エネルギー消費量※1 ESETC事務機器等エネルギー消費量 EM基準一次エネルギー消費量 EST基準一次エネルギー消費量 ESTET 設計一次エネルギー消費量ET 設計一次エネルギー消費量EH 暖房エネルギー消費量EAC 空調エネルギー消費量EC 冷房エネルギー消費量EV 換気エネルギー消費量EV 換気エネルギー消費量EL 照明エネルギー消費量EL 照明エネルギー消費量EW 給湯エネルギー消費量EHW 給湯エネルギー消費量EEV 昇降機エネルギー消費量EETC 家電等エネルギー消費量※1EM 事務機器等エネルギー消費量ES 太陽光発電による再生可能 エネルギー導入量等※2ES エネルギー利用効率化設備 によるエネルギー削減量▋住宅の一次エネルギー消費量基準における算定のフロー▋建築物(非住宅)の一次エネルギー消費量基準における算定のフロー③基準仕様③基準仕様■性能基準(計算ルート)評価対象となる住宅において、①地域区分や床面積等の共通条件のもと、②実際の住宅の設計仕様で算定した設計一次エネルギー消費量が、③基準仕様(平成11年基準相当の外皮と標準的な設備)で算定した基準一次エネルギー消費量以下となることを基本とします。一次エネルギー消費量は「暖冷房設備」、「換気設備」、「照明設備」、「給湯設備」、「家電等※1」のエネルギー消費量を合計して算出します。また、太陽光発電設備やコージェネレーション設備による創出効果は、自家消費分のみをエネルギー削減量として差し引くことができます。省エネ基準における非住宅用途の建物は、「一次エネルギー消費量基準」のみで評価を行います。ただし、誘導基準になると「外皮の熱性能基準」も加わります。■住宅設備毎の基準(一次エネルギー消費量の仕様基準)外皮性能と同様に設備機器についても定められた設備と同等以上と評価される設備が求められます。■一次エネルギー消費量住宅の一次エネルギー消費量と同じ定義です。ただし、設備機器の種類が住宅とは異なる部分があります。①共通条件(地域区分、床面積等)①共通条件(地域区分、室内途、床面積等)一次エネルギー消費量に関する基準非住宅の基準
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