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ColorCoordinateLesson明るい色なら大きく広々と見え、暗い色なら小さく引き締まって見えるという法則は、内装材だけでなく家具においても同じ。ただ、家具の場合は、床の色との相性によって大きくイメージが左右されます。家具の色が明るい色でも、床の色より明るいのか暗いのかによって、見え方はガラリと変わります。家具の色は“明るい”と部屋を広く見せ、“濃い”と空間を引き締めるPoint3木製家具と床の色をそろえた例。コーディネートしやすく、明るめの色を選ぶと部屋が広く見えます。小物などでの変化もつけやすいのが特徴。木製家具の色が床より濃い例。家具のラインが強調され、空間を引き締める効果があります。濃い色は重厚感があるので、家具が高級に見えるメリットも。木製家具の色が床より明るい例。家具が貧弱で軽く見えるおそれもあるので、上質な素材を使った家具や木目のない塗装の家具を選ぶのがおすすめです。床の色との関係も重要!家具も床も“濃い”色なら重厚感と落ち着き感アップ家具にも床にも濃いめのブラウンを採用。シックな雰囲気で統一されたインテリアに仕上がっています。(2018年版P.30~Sさん宅)木製家具と床の色をそろえると統一感と広がりのある部屋に木製家具と床の色を合わせた空間。違うテイストの家具をミックスするときに、なじみやすいという利点も。(2018年版P.2~Tさん宅)家具も床も“明るい”色なら明るく広々とした印象に家具にも床にも明るい白やベージュ、グレーを使用。空間が実際よりも広く見えて、軽やかさも感じられます。(2017年版P.40~Oさん宅)家具が床より“濃い”カラーなら家具のシルエットが引き立つ茶色の床に黒いダイニングセットを合わせた例。濃い色だからこそチェアのデザインがきわ立ちます。(2016年版P.16~Nさん宅)025Part2カラーコーディネートLESSON
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ColorCoordinateLesson際にインテリアの色選びをするときは、部屋の骨格部分である内装材や造作材、大きな家具などからスタートしましょう。 ベーシックな色を選ぶことが多い部分ですが、﹁茶色﹂や﹁白﹂といったざっくりとした決め方ではなく、色の明暗や濃淡も考えるのがポイント。たとえば、明るい色は部屋を広く見せ、濃い色は引き締めて見せる効果があります。色や柄の特徴を把握してから、使う場所や面積を決めるのがベター。 色を組み合わせるときは、そろえて統一感を出すか、違う色でメリハリを出すかの2択が基本です。全体のバランスを考えながら色合わせを楽しんで。実床の色を“明るく”すると部屋が広々!Point1白を着ると太って見え、黒を着るとやせて見える……この現象は、暗い色は小さく引き締まって見える「収縮色」で、明るい色は大きくふくらんで見える「膨張色」という色の性質によるもの。同じ理由で、床や壁、天井などの内装材を明るい色にすると、コンパクトな部屋でも広々と見える効果があります。(右)床に明るい色を使い、さらに壁や天井の色との濃淡の差も少ないと、狭い部屋でも広々と感じられます。(左)一方、床を濃い色にすると、こぢんまりとして落ち着いた雰囲気になります。(右)上部にいくほど明るい色を使うと、天井が高く感じられて、開放感のあるインテリアに。(左)反対に、天井を暗い色にすると低く感じるので、落ち着き感を出したい寝室や書斎などに適した配色に。重さとサイズが同じでも、白いと軽く見え、黒いと重く見えるのが、色の明暗による効果。これを内装材選びに応用すると、床を暗くし、天井に近づくほど明るくすることで、実際より広がりのある空間に見せることができます。天井は白にすると10㎝高く、黒にすると20㎝低く見えるといわれています。床→壁→天井の順に“明るい”色を使うとのびやかな空間にPoint2ホワイト系の明るいフローリングを採用したLDK。空間全体に広がり感が生まれます。(2018年版P.18~Tさん宅)濃い茶色の床に、グレーがかった板壁、白い天井。安定感がありつつ、のびやかさも感じられる色使いです。(2016年版P.38~Mさん宅)色の“明るさ”&“濃さ”編内装材とインテリアアイテムの色合わせインテリアの骨格部分Technique024
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