2021住宅設備機器総合カタログ A4版 30-31(32-33)

概要

  1. 住宅トイレ
  2. 寒冷地専用便器選定のポイント
  3. 住宅トイレ
  4. ご購入の前に
  1. 30
  2. 31

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寒冷地専用便器選定のポイント使用環境に適した最も有効なシステムの選択を。■凍結防止システムの組合せ便器側給水装置側水抜方式流動方式室内暖房方式①③ヒーター付便器方式②※流動方式組合せ不可④水抜方式(不凍帯トラップ)⑤—※印は組み合わせることは可能ですが、ランニングコストの面からおすすめしておりません。 表中①〜⑤は、下記イラスト番号に対応しています。凍結防止対策●●●●●●●●寒冷地では便器と給水装置それぞれで凍結防止が必要です。便器と給水装置それぞれで気候条件などに合わせた方式を選び、双方を組み合わせた対策を取ってください。■便器の凍結防止水抜方式、流動方式、ヒーター付便器方式、室内暖房方式およびこれらを組み合わせた方法が選べます。■給水装置の凍結防止水抜方式と流動方式があります。流動方式は水を流す方式のため、流水量により、節水の面で問題があります。ご購入の前に手配について■‌水抜栓、室内暖房器は当社製品ではありません。別途手配が必要です。使用限界室温について■‌使用限界室温とは、以下の処理を実施した場合に設備が使用できる温度のことです。便器:ヒーター付便器の場合は通電タンク:水抜(N)仕様は水抜 流動(W)仕様は流動シャワートイレ:給水部の水抜・通電■使用限界室温(実験値)は給水温度が1℃程度の限界温度ですので、給水温度の高低により値は多少異なります。■止水栓の開度によっては、止水栓内の残水が凍結し、タンク内が満水になるまでに時間がかかる場合があります。寒冷地専用便器の凍結防止システム方式不凍帯暖房水抜栓不凍帯ヒーター水抜栓不凍帯暖房不凍帯不凍帯水抜栓給水管内の水を水抜栓で抜いた後、タンク内の水を水抜ハンドルで抜き、給水管内の水を水抜栓で抜き、トラップの溜水は室内暖房で凍結を防ぐ方式です。※1使用場面一般住宅等で室内を暖房し、室内が0℃以下にならない寒冷地で使用します。使用限界室温室内暖房により室内を0℃以上に保ってください。給水管内の水を水抜栓で抜いた後、タンク内の水を水抜ハンドルで抜き、トラップの溜水は内蔵ヒーターの熱で凍結を防ぐ方式です。⑤の水抜方式に比べ便器内に水がたまっているので鉢や排水管が汚れにくくにおいが発散しにくい利点があります。※1使用場面室内が0℃以下になる寒冷地で使用します。排水勾配を確保する際に不凍帯にトラップが埋設できないところでも使用できます。使用限界室温便器・タンク:−15℃ シャワートイレ:0℃給水管から便器内へ常に一定量の水を流し、水を動かすことでタンク、給水管、トラップの水の凍結を防ぐ方式です。室内暖房で、シャワートイレが使用できます。使用場面一般住宅等、室内を暖房する寒冷地で使用します。暖房を切って0℃以下になると便器は使用できますが、シャワートイレが使用できなくなります。(便器の使用限界室温は−10℃です)使用限界室温室内暖房により室内を0℃以上に保ってください。給水管から便器内へ常に一定量の水を流し、水を動かすことでタンク、給水管、トラップの水の凍結を防ぐ方式です。使用場面室内が0℃以下になる寒冷地で使用します。使用限界室温便器・タンク:流動水量60L/hで−10℃シャワートイレ:0℃※サティスGタイプ・Sタイプ・センシアアリーナは流動水量40L/h※水圧により流量水量は変動します。給水管内の水を水抜栓で抜いた後、タンク内の水を水抜ハンドルで抜き、トラップの溜水は地中の不凍帯に埋設して凍結を防ぐ方式です。※1使用場面室内が0℃以下になる厳寒冷地で使用します。使用限界室温便器・タンク:−15℃シャワートイレ:0℃施工性▲▲●●×操作性▲▲●●▲光熱費×▲×●●水道代●●××●※1アステオ、リフォレ、アメージュZAシャワートイレ、アメージュZ便器(フチレス)、一般洋風便器(BL認定品)の水抜方式(例:DT-385JN)の場合には、配管内の水を抜く際、ボタン操作も必要です。⑤水抜方式④流動方式③室内暖房/流動併用方式②ヒーター付便器/水抜併用方式①室内暖房/水抜併用方式トラップヒーター断熱材機種ヒーター容量サティスSタイプ37WサティスGタイプ、リフォレ、プレアスLS・HSタイプ、アステオ、アメージュZAシャワートイレ、アメージュZ便器(フチレス)、一般洋風便器(BL認定品)27W寒冷地の大便器選定のポイント■小便器についてはP.297参照。(ヒーター付便器の場合)■‌バスルームなどの水のかかる所や、表面に水滴を生じるような湿気が多い場所では使用しないでください。火災や感電の恐れがあります。■‌電源プラグやヒーターコントローラーに水や洗剤をかけないでください。火災や感電の恐れがあります。■‌電源はAC100V以外では使用しないでください。破損や結露などの問題に効果的な凍結防止ヒーター方式(ヒーター付便器/水抜併用方式)より確実な凍結防止を可能にする流動方式簡単な操作で常に一定の流動水量を確保しますので、凍結防止機能が確実に発揮されます。※サティスGタイプ・Sタイプ、プレアスLS・HSタイプ、アメージュZAシャワートイレ、センシアアリーナは間欠流動方式を採用しております。トラップ部分にヒーターを組み込み、便器の溜水の凍結を防ぎます。水抜方式アメージュZ便器(フチレス)のヒーター付便器・水抜併用方式サティスSタイプのヒーター付便器・水抜併用方式ロータンク内の水を抜く、水抜方式との併用で、より優れた凍結防止対策になります。※写真中の水抜栓は当社では販売していません。市販のものをご利用ください。[水抜栓:(株)光合金製作所製(参考商品)]30住宅トイレINAX
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ご購入の前に水洗便器のご使用にあたっては、下記の注意事項に十分注意して正しくお使いください。設置時のご注意■トイレ床材には防水加工が施された床材をご使用ください。防水加工が施されていない場合、結露水やこぼれた小便が便器と床材のすき間に入り込みシミが発生する恐れがあります。やむを得ず、防水性能のないフローリング(木質系)を使用される場合は、便器台座部の周囲に、市販の防カビ性透明シリコーン系シール剤を塗布してください。■「最初の水張り時」や「断水時」(停電、加圧送水装置の保守点検、配管工事による水抜き、水張りなど含む)には、必ず、最初に空気抜き弁や掃除流し水栓からエアー抜きし、便器をご使用ください。エアー抜きをしなかった場合、陶器の破損によりケガをする恐れがあります。■設置完了後、止水栓や給水ホース、その他接続部からの漏水がないかご確認ください。■排水管の排水管径・管長・勾配などについては、下水道法や所轄官庁に従い、SHASE206(空気調和・衛生工学会)を参考に適切な施工を行ってください。便器の洗浄不良や詰まり、その他不具合につながり、家屋・建物や家財等に損害を及ぼす恐れがあります。 ■水道水以外は使用しないでください。中水仕様品をご使用の場合、P.29をご参照ください。使用時のご注意■タンク式便器を連続して洗浄するときは、必ずタンク内が満水になってから水を流してください。タンク内が満水になる前に水を流すと洗浄不良や詰まりの原因になり、汚水があふれて家財に損害を与える恐れがあります。■便器には新聞紙、ティッシュペーパー、紙オムツ、生理用ナプキン、流せるネコ砂、トイレットペーパー芯など、異物(汚物、トイレットペーパー以外の物)は流さないでください。鉛筆、ボールペン、くし、歯ブラシなどは、内部でつかえるので、もし誤って便器内に落とした場合には、必ず拾い出してください。便器詰まりにより、汚水があふれて家財に損害を与える恐れがあります。■大量のトイレットペーパーを一度に流さないでください。便器が詰まり、汚水があふれて家財を汚す原因になることがあります。1度に流すトイレットペーパーの量は、大洗浄で約5m、小洗浄で約2mを目安にしてください。また、大便時に小便用洗浄をしないでください。水量が少ないため便器が詰まり、汚水があふれて家財に損害を与える恐れがあります。トイレットペーパーの紙質によっては水にほぐれづらく、便器が詰まることがあります。■便器の排水路が詰まった場合に、そのままで水を流さないでください。フルオート便器洗浄機能がある便器、またはフルオート便器洗浄機能を付加した便器において詰まりが生じた場合は、必ずフルオート便器洗浄機能をOFFにするか、電源を切るか、コンセントを抜いてください。便器から汚水があふれて家財を汚すことがあります。詰まったときには、市販の吸引器(商品名:ラバーカップなど)を使用して除去してください。除去できない場合は、お取引店に修理を依頼してください。■陶器に熱いお湯をかけたり、衝撃を与えないでください。陶器が破損してケガをしたり、漏水により家財に損害を与える恐れがあります。■陶器にヒビが入ったり、割れた場合、破損部には素手で触らないでください。破損部でケガをする恐れがあります。■陶器にヒビが入ったままで使用しないでください。突然割れてケガをする恐れがあります。■結露水や小便が床にこぼれた場合は、こまめに拭き取ってください。便器と床材のすき間に入り込み床シミやにおいの原因となります。また、換気扇を回すなど、トイレの換気を行うことで結露を軽減できます。■手洗鉢の中に造花などの飾り物を置かないでください。タンク内に落ちて止水不良の原因になったり、手洗鉢から水があふれて家財に損害を与える恐れがあります。■洗浄芳香剤などをタンクの中に入れないでください。また、手洗鉢にトイレ用芳香洗浄剤を置かないでください。漏水や止水不良、作動不良の原因になり、漏水により家財に損害を与える恐れがあります。■タンク内にビンやレンガなどの異物を入れないでください。内部金具に干渉し、故障を起こす場合があります。また、水量が少ないため洗浄不良になったり、便器が詰まり、汚水があふれて家財に損害を与える恐れがあります。■酸性・アルカリ性・塩素系洗浄芳香剤・ぬめり除去剤などは、内部金具を傷め、止水不良・部品破損・外部漏水など不具合を発生させ、家財に損害を与える恐れがあります。■長期間使用しない場合は、封水が蒸発し、臭気がトイレ内に逆流する恐れがあります。定期的に封水を補充してください。また、寒冷地で長期間使用しない場合は、凍結予防のためにタンクは必ず水抜きを行ってください。便器は溜水を抜き、バスタオルを詰めたり、不凍液等で満たしてください。不凍液はそのまま流さず適切な方法で処理してください。誤って流すと浄化槽等に損害を与えることがあります。■便器の溜水が下がり、封水が切れたままご使用されると、下水管からの臭気や、有毒ガス、腐食ガス、昆虫などがトイレに入り、家屋・建物、家財への損害や、便器、設備機器の故障、健康被害を生じる恐れがあります。■便器を使用した後は必ず洗浄してください。トイレ内のにおいや、便器の汚れの原因となります。また尿石付着により正常に便器が洗浄できなかったり、器具の破損につながる恐れがあります。■便器(陶器)のお手入れには、表面をきずつける恐れのある次の洗剤は使用しないでください。強いアルカリ性洗剤、フッ素系洗剤、研磨剤入りの洗剤。また、撥水作用や表面コート作用などがある洗剤やお掃除道具は、陶器表面が覆われることで、防汚性能が十分に発揮できなくなる場合があります。施工について■2階以上の建物にトイレを設置する場合、排水管内で大きな圧力変動が起こる恐れがあります。排水管には必ず通気を確保してください。■室内において極端な負圧が生じないようにご注意ください。排水能力低下や、便器洗浄時に排水配管から異臭が上がってくる恐れがあります。負圧が生じないように、十分な換気を行ってください。■他社の便座は取り付けできない場合があるため、ご購入前に便座メーカーに確認してください。■一部の地域では、便器の洗浄水量に関して規定されている場合がありますので、自治体の指示に従ってください。また、排水管は1/100以上の勾配を必ず確保してください。■洋風便器の床下横引き排水管において、勾配1/100、75A、2曲の排水管(BL基準)において10m以上の搬送性能が確保されていることを確認しています。また、排水管長さが10mを超える場合でも、停滞した汚物は、次の洗浄で順次押し流されていくことを確認しています。■排水経路が適切であることを事前にご確認ください。排水管の詰まりや、通気が不足している場合は、排水能力低下・騒音・封水切れ・他器具への影響などが生じる恐れがあります。排水管接続の際は、管を屈折させたり曲を多く使用したりすることや、小曲継手の使用は洗浄に影響を及ぼすため避けてください。■リフォームの場合、排水管が老朽化したり、ヘドロの堆積などで流れにくくなっていることがあります。洗浄不良や詰まりを防止するために事前確認をし、必要に応じて配管洗浄、勾配修正、通気確保、あるいは水量を増加するなどの措置を行ってください。■自治体の条例で水量増加が必要な場合や、配管の老朽化などの配管損失が大きいことが予測される場合は、水量を増加する措置が必要です。タンク式便器の洗浄水量は、内部金具の調整により、約8L(リフォレを除く)に増やすことができます。また、サティスは、リモコン操作で大洗浄8L/小洗浄6L(サティスGタイプを除く)に設定できます。各商品で、変更方法が異なりますので、それぞれの施工説明書をご参照ください。■浄化槽を使用する場合、水量・水質の規定があります。建築用途や処理対象などを個別に検討する必要がありますので、浄化槽メーカーまたは販売業者にご確認していただき、その指示に従ってください。取扱いについて■便器は洗浄の際に、便器および排管内に水の流れる音や水と空気が混ざる音が発生することがあり、洗浄後には封水を確保するため排水管内で水滴が落ちる音が発生する場合がありますが、異常ではありません。■水質によっては、水アカが付着しやすくなる場合があります。その場合は、お手入れの頻度を増やしてください。■衛生陶器は製造上の都合、釉薬のかかり具合が均一ではなく、ご使用される際にみえにくい部位・陶器形状によっては、釉薬の程度が異なります。■汚物の状態によりましては、便器鉢内乾燥面だけでなく、水中の鉢面にも汚物が付着する場合があります。また、通常の洗浄のみでは、洗い流せないこともあります。■バリウムなど水に溶けにくく、重いものは一度の洗浄では流しきらない場合があります。完全に流せない場合は、便器内に残ったバリウム及び汚物をトイレブラシなどで細かくしたあと数回洗浄してください。■用便時に便器にたまった水がはね返ることがあります。これは、便器の構造上避けられない現象です。あらかじめ、トイレットペーパーを浮かせてご使用いただければ軽減できます。■洗浄時、水がはねることがあります。便器は勢いよく水を流し汚物を排出する必要があり、そのため水と水とがぶつかるなどして発生してしまう現象です。■洋風便器で立小便をする場合、小便がはねて外へ飛散し、床や壁を汚すことがあります。座ってご使用いただければ、小便の飛散は軽減できます。■着座した姿勢で小便をする場合、着座位置や小便をする方向によっては、はね返ることがあります。着座位置をずらすか、トイレットペーパーを敷いていただければ、はね返りは軽減できます。■汚物の大きさ、量、比重の違いやトイレットペーパーの量、種類によっては、1回の洗浄で完全に流れきれずに残ることがあります。■フラッシュバルブ式、パブリック向けタンクレストイレ以外の便器(サティスを含む)でシートペーパーをご使用になると詰まる恐れがあります。■洗浄水量は流動圧0.2MPaの場合のものです。洗浄水量は現場水圧条件や施工条件などにより変動することがあります(一部商品を除く)。■工事完了後は給水管接続部周辺から水漏れがないか必ず確認してください。漏水のため家財に損害を与える恐れがあります。作動水圧について■水洗便器を設置する際は、器具ごとに定めている必要給水圧力(静止時、流動時)を確保できていることをご確認ください。■給水圧力が0.75MPaを超える場合には、減圧弁を使用して減圧してから設置、ご使用してください。【水圧判定治具による確認について】サティスSタイプ、パブリック向けタンクレストイレ、ホテル客室向けタンクレストイレ浴室外設置のタンクレストイレをお使いの場合は、水圧判定治具を用いて必要給水圧力(静止時、流動時)を確認してください。容易に器具の設置可否が判断できます。水圧判定治具 CWA-234【水圧の確認について】給水器具の設置には、必要給水圧力(静止時、流動時)の確認が必要です。※止水栓や、設置器具が用意できない場合は、右図の様に器具類を接続して給水圧力(静止時、流動時)を測定してください。水圧測定治具を使用すると、容易に器具の設置可否が判断できます。※流動時の給水圧力は、配管の状態などにより大きく異なります。必ず器具を設置する給水管にて水圧を測定してください。【流動時の測定方法】(1)バルブ2を全閉、バルブ1を全開にした状態から、バルブ2を除々に開いてください。静止時の給水圧力の値から、除々に低下していきます。(3)バケツを空にした後、バルブ1を全開にし、10秒間水を入れ水量を測ってください。その際、下表を参考に必要水量以上を確保できているかを確認してください。※設置する器具と、キッチン、洗面所等の給水器具を同時に使用する場合、流動時の給水圧力、流量が低下します。同時使用の状態で流動時の給水圧力の測定を行ってください。(2)バルブ2を調整して商品の最低必要水圧と等しくなる水圧に合わせた後、バルブ1を閉じてください。仕様必要水量DV-S700型ブースター付2.5Lブースターなし3.8Lリフレッシュシャワートイレタンクレスブースターなし4L【静止時の測定方法】バルブ1を全開、バルブ2を全閉にした状態での水圧(静止時)を測定してください。バルブ2流量調節用バルブ1吐止水用給水管に接続圧力計下がる水を止めている場合(静止時)水を流した場合(流動時)目盛り付バケツ31住宅トイレINAX

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