レジリエンストイレ採用事例集vol.1 12-13(14-15)

概要

  1. 採用事例
  2. オフィス06
  1. 12
  2. 13

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06オフィス新築BCP(事業継続計画)「3階と4階がBCP対策拠点。上層階へも問題なく導入できました。」LIXILCRE統括部担当者【一般トイレ】大便器:レジリエンストイレBC-P112SA・DT-PB150CH/シャワートイレ:CW-PC12-NECK/小便器:U-A11A-TU/洗面カウンター:NOSELcounterslantL-S54SW1/サウンドデコレーター:KS-622今回レジリエンストイレを設置した建物は、LIXILが分散した本社機能を集約し、経営の効率化とBCP機能向上を目指して既存棟の改修と並行して進めた、WINGビル新棟であるHOSHI棟の3Fと4Fになります。HOSHI棟は広域災害時にBCP対策拠点として継続した活動が求められました。計画初期に開発部門より提案をいただいたレジリエンストイレは、発売前であり、設置場所も通常は1Fを想定したものでした。HOSHI棟は3Fと4Fが防災拠点となるため、想定と異なる上層階への導入に向け、建築設計段階から開発部門とともに打合せや現場確認などを重ね、計画通りの機能を設置することが出来ました。HOSHI棟にはBCP対策として、高架水槽にも災害対応分の容量を見込んでいましたが、レジリエンストイレ採用により、使用水量を計画より削減でき、十分な余力を得ることが出来ました。メンテナンスも通常の便器同様に日常点検さえしていれば良く、災害発生時に一定の操作は必要となりますが、安心して使用を継続することが可能です。利用者は、災害発生時でも日常使っているトイレであり、排水方法に注意すれば特別な操作は不要で、慌てることなく対応出来ます。施設管理者も含め、災害発注時に慌てることなく使えるトイレがあると思うだけで、気持ちに余裕が出来ます。レジリエンストイレ3階、4階は全てレジリエンストイレとし、総数16台設置。平常時も一般トイレと同様、快適に使用できるよう、シャワートイレ、サウンドデコレーター(トイレ用音響装置)、手すりを標準で設置しています。平常時にも快適と便利をサニタリー用品や歯みがきセットなど、毎日使う小物の収納に便利なミニロッカーを設置。洗面エリアには、手元まで入るボウルと、足元が広々としたフォルムが特長のノセルカウンタースラントを採用しています。レジリエンストイレ(女子)レジリエンストイレ(男子)広域災害時、LIXIL本社のBCP対策拠点として機能するHOSHI棟。LIXIL本社機能の移転・集約として、KAZE棟・HIKARI棟・NIJI棟に続いて誕生したHOSHI棟。BCP対応拠点として、災害時も平常時と同じようにトイレが使えるよう、防災拠点となる3階・4階にレジリエンストイレを導入しました。ライフラインが途絶えても、BCPを計画通り遂行するには、人的リソースの機動力を維持することが重要であり、トイレの側面から準備を進めました。外観全景LIXILWINGHOSHI棟施主:株式会社LIXIL/設計:株式会社三菱地所設計/施工:鹿島建設株式会社/所在地:東京都江東区大島2-1-1/竣工:2019年10月12
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RESILIENCETOILETPORTFOLIO不測の事態に直面しても重要業務を継続し、しなやかに回復するために江東区ハザードマップによると、施設に隣接する河川は最悪の場合には災害時越流が想定されています。万が一、低層フロアが浸水したとしても、BCP(事業継続計画)が中断もしくは中止に追い込まれることを回避するため、対策本部を3階・4階の上層フロアとしました(事業継続フロア)。重要業務の継続や早期復旧のためには、要員が十分に活動できるように事前の準備が欠かせません。そこで、事業継続フロアのトイレを全てレジリエンストイレとしトイレの問題を解決。想定外にも対応するため、多重性の観点から携帯トイレの備蓄も並行して進めています。もちろん、水や食料の備蓄は言うまでもありません。1トイレの突き当たり部に、外光を採り入れることができる大きめの窓を設け、停電時にも利用できるように対応。2水・食料・携帯トイレなどを防災倉庫に備蓄。3トイレブースの扉にはレジリエンストイレのピクトサインを表示。全てのフロアへの給水は、受水槽+高架水槽から行います。その中で、事業継続フロアである3階と4階は、その他の階とは別の給水系統とし、災害時のトイレ洗浄と手洗い用の上水を一定量確保しています。排水についても、3階と4階は単独系統を設け、トイレの使用を可能としています。このように、給排水を別系統で用意し、断水や下水道の破綻に備えれば、一般的なトイレであっても使用は可能です。しかしながら、受水槽や汚水槽の容量には限界があります。そこでレジリエンストイレ(災害時1L洗浄)と組み合わせることで、使用人数増あるいは使用期間が延長でき強靭化につながります。階上の汚水配管から汚水ピットへの接続部には、可とう管を設置することで地震の揺れによる排水管の破損リスクを低減。災害時のトイレ用洗浄水の調達と排水topic貯水槽汚水槽レジリエンストイレ強靱化12343階と4階の全てのレジリエンストイレの器具排水管に積水化学工業株式会社製の熱膨張耐火材「区画貫通用テープフィブロック」を100mm幅で巻き付け、防火区画貫通処理を施す。5配管施工前の天井部分。6床下配管は遮音(床下流下音)や断熱のため耐火二層管を使用。災害時、洗浄水量1Lで排水横主管まで汚物を運ぶため、排水横枝管は45°勾配で施工。456防火区画貫通処理/遵法レジリエンストイレの強制開閉弁機構部は樹脂製であり不燃材料ではありません。そのため防火区間を貫通する上層階へ設置する場合には、火炎の貫通を防ぐ処置が必要です。陶器で全周が覆われる一般的なトイレとは異なることによります。TechnicalInformation使用人数UP使用期間UP13

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