Water&Kitchenテクノロジーブックvol.5 28-29(30-31)

概要

  1. Key Technology
  2. Shower Unit: NS
  1. 28
  2. 29

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タテライン照明が実現した、シャワーユニットの新しい空間演出。AnswerstoCustomersShowerUnit:NS「タテライン照明」の光が、居室を演出する。LIXILは、居室の中に置かれることが多いシャワーユニットを、居室を演出する装置として考えました。その核となるのが「シャワーユニットNS」のために開発した「タテライン照明」です。シャワーユニットの奥壁を上から下まで均一に照らす光は心理的な誘引効果を持ち、ユニット全体でぼんやり光る様は行燈のようなくつろぎを感じさせます。また、シャワーユニットと居室を光がつなぐことで、空間の一体感を生み出します。横方向からの光に合わせた、新しい壁パネル。湯船に身を沈めてぼんやりと壁を眺める入浴と、立った状態の至近距離で壁を見るシャワー浴では、壁パネルのデザインのあり方も異なります。「シャワーユニットNS」では「タテライン照明」と共鳴する仕掛けを持った壁パネルを新開発しました。「タテライン照明」特有の横方向からの光によって深い陰影を描くように壁パネルのエンボスをデザイン。石や木などの模様を浮かび上がらせ、視覚の新しい体験をもたらします。「シャワーユニットNS」28
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防水性を確保した、光る構造体。浴室ユニットよりスペースのないシャワーユニットにおいて、空間の狭さを感じさせることなく、いかに広く感じさせるかを考えました。シャワーユニットは間口は狭いですが、逆に縦への方向性は感じる空間です。縦の方向性に合わせたライティングを開発すれば、空間を際立たせ狭小空間であるシャワーユニットに広がりを感じさせられます。その開発には3つの大きな課題がありました。①「上から下まで均一に発光させる」。この課題の解決方法として、照明の固定にはねじを使わない構造とすることにしました。カバーに固定構造や止開発段階の「タテライン照明」を分解した状態。光っている部品がシリコンで覆ったLED。水構造の影が投影されるとキレイな線として発光できません。試行錯誤の末、専用のフレームに照明をスライドして固定する仕組みをつくり出し、意匠を損なわせることなく固定を可能にしました。②「一体感ある納まりでシャワーユニットの構造の一部として組み込む」。この実現のためには、構造の一部として照明器具自体に強度を担保させる構造にするのが一番簡単ですが、メンテナンス性を著しく損ないます。そのため、構造体と照明器具と分離した2重構造を採用しています。構造としての強度確保のために専用のフレームを追加し、シャワーユニットの箱構造強度を確保しています。③「止水とメンテナンスの両立」のためには、カバーは止水する軟質部を設け、正面からの取り外しが可能なスナップフィット構造とし、正面からねじのないはめ込みで本体に固定する構造としました。カバーを本体に接着するのは簡単ですが、メンテナンス性を配慮しあえて複雑な構造を採用しました。また、シャワーの水がかりが頻繁であることから、万全を期すため内部にあるLEDの灯具本体にも防水性を持たせました。29

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