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ナイアガラフローは、シンク内のどこからでも排水口に向かって直線的に流れていく。(写真は当社流体解析に基づき可視化した水の流れのイメージとの合成画像です)調理作業中の水で自然にゴミが洗い流せる。「ナイアガラフロー」AnswerstoCustomersKitchen:NiagaraFlowナイアガラフロー24
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業界に先駆け、年に排水性能を高めたシンクを提供。お客さまのキッチンの困り事の中に、鍋などをシンク内に置くと排水口をふさいでしまいゴミが流れない、というものがありました。その解決策としてシンク底に排水のための段差を設けるアイデアが生まれました。しかし、当時の成型技術では、1枚のステンレスをシンクとしてプレスすると底部が薄く硬くなるため、そこに段差などの形状をつけると簡単に割れてしまいました。LIXILの前身の一つであるサンウエーブは、長年にわたり蓄積してきたステンレス関連技術を結集し、シンク底部の排水口まわりに段差をつけて成型する技術を開発。シンク底部の排水性を高めた「エリアシンク」を発売します。その後、「センターポケットシンク」にも受け継ぎ、お客さまから高い評価をいただきました。調理の下ごしらえで落ちる細かなゴミまで洗い流せるシンク形状を開発。調理行動観察から、シンクは洗い物だけではなくさまざまな調理の下ごしらえに活用されているということを確認しました。その実態に対応するため、LIXILはシンクを拡張させ、かつ立体的に調理スペースとして使用できる「Wサポートシンク」を開発しました。シンクは調理の下ごしらえや洗い物などで、非常に汚れやすいものです。細かいゴミまでもストレスなく流し去るため、排水口までの水の流れを進化させることにしました。従来のシンク底面の傾斜(水勾配)は約2.5°で、それ以上勾配をつけると水は流れやすくなりますが、食器の傾きが大きくなり料理や食器洗いの作業がしにくくなります。そこで、開発者たちは今までにない水の流れの開発に挑むことにします。ゴミがたまりやすく使用頻度の低い部分のみに大きく傾斜をつける、ゴミが広がらないようにシンク奥の段差をしっかりとつける、などの仮説とアイデアをもとに、既存のシンクのいろいろな部分に粘土で凹凸を作り、水を流してみる手作業と、流体解析によるシミュレーションとを合わせ、流れの検証・修正を繰り返しました。年「ナイアガラフロー」誕生。段差に向かってゴミを直線的に流し込む。実際にゴミを流すことを想定したときに困ったのが、検証時に何をゴミとして流すか、でした。複数の被験者で試験を行う場合、個体差があるものでは正しい比較ができないからです。さまざまな食材の中から探した結果、サイズが均一でかつシャワーで流した際に不自然な動きをしないものが、小豆とドライパプリカでした。小豆とドライパプリカを使用し、さまざまな条件で試験を行うことで、底面の傾きが左右の両端に向かって大きくなる新しい底面形状が生まれました。水が広がりにくくシンク奥の段差に向かって効率的に流れ、一度段差に入ったらそのまま一気に排水口へ。調理作業中の水でゴミが勝手に排水口に流れていく「ナイアガラフロー」が生まれました。それはまさに、シンクまわりで調理し、ゴミをシンクに落とす近年の調理スタイルに応えるものであり、高度なステンレスの成型技術を持つLIXILだから実現したものです。持すろしー繰てシりョ返傾斜が大きい傾斜が大きいシンク底面の傾斜大◀ ▶小25
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