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10|風が吹くことで起こる空気の流れを利用しましょう風力換気風の入口と出口の間にできるだけ障害物が無い方が風は建物内を通り抜けやすくなります。しかし、プライバシーの確保などを考えると、室内の間仕切りを設置したり、ドアなどを閉めなくてはいけない場合もあります。その場合、必要な時だけ開放できるランマ付きのドアやルーバードア、引戸やドアストッパーなどがおすすめです。ランマルーバードア(出口)小さな窓入口と出口が同じ大きさの窓(入口)大きな窓屋根の棟などを越えた部分には、空気をひっぱる力(負圧)が発生します。この力を利用して、屋根に設置した天窓の部分から室内の空気をひっぱっていきます。ルーバードア引戸ドアストッパーランマ風の通り道の障害物を減らしましょう風の流れ上で小さいところを作らないようにしましょう①風のフウちゃんは押されて家の中に流れ込みます風に押される力(正圧)風にひっぱられる力(負圧)ひっぱられるところそのまま出られるよ!通れるよ!苦しいよ…出られないよ…押されるところ③風向きを知って、風に押されるところ(正圧)の風が吹いてくる側に入口、ひっぱられるところ(負圧)に出口を作りましょう。入口と出口の大きさの差はなるべく無くしましょう。②風のフウちゃんは外の風にひっぱられて外へと逃げていきます自然の風を感じてここちよい家にするためにSpring/Autumn
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|09風を上手にキャッチしましょう風が吹いている方向を確認しましょう風はつかまえることができるんです窓を開けても風通しが悪くありませんか?同じ壁に縦すべり出し窓を2カ所設置する場合、吊元を内側に設置すると、外側に設置した場合よりも通風量が4倍にアップします。ウインドキャッチ窓は1階に設置すると1階で風を受け止め、2階へ流すことができ、効果が高くなります。袖壁縦庇風向風を逃がす出口風を取り込む入口通風量が4倍にアップ建物の間を通り抜ける風をつかまえる方法の一つが、ウインドキャッチ窓です。吊元が外側に並んだ窓の場合吊元が内側に並んだ窓にすると通風設計を行う前に、まずは住宅を建設する場所でどのような風が吹くのかを知ることが大事です。周辺の地域や近隣のマンションなどの建物の状況を考慮しながら、どういう風が吹くのかを把握します。また、季節や時間によって風向や風速がどのように変化するのかも調べます。なお、盛夏の時期については、熱中症予防のことも考慮して、通風だけでなくエアコンなども上手に使うことをおすすめします。地域ごとの風の特性については、下記で確認できます。(一財)建築環境・省エネルギー機構自立循環型住宅のホームページhttp://www.jj-design.org/program/気象データ風向風配図の見方:夏は南や南西から風が吹くことが多い。冬は北風が多い。夏(8月)冬(2月)南東西南東南西北東北西北風配図Spring/Autumn通風編自然の風を感じてここちよい家にするために
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