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社名有限会社建築のフジサワさま創業平成7年モットー住まいの御用聞きhttp://www.kenchikuno-fujisawa.co.jp/ていただいて、今も日々研究を続けています。一方、夏は東北地方とはいえ、日射遮蔽対策を怠ると、オーバーヒートする可能性があります。外付けブラインドも効果的ですが、LIXILスタイルシェードはコスト面でもより優れていますので、当社では、本社社屋にも設置しており、お客さまに現物を確認して採用いただいています︵写真⑪︶。また、住まわれた後、HEMSの室温データを見せていただき、﹁シェードはしっかり使いましょうね﹂と、快適かつ健康的な暮らし方のアドバイスを行っています。定期的にお客さま宅を訪問し、ご不在の場合には、﹁住まいの御用聞きだより﹂という新聞を入れています︵写真⑫︶。庭木のお手入れのコツなど、住まい全般に関わるお知らせをすることで、末永く大切なマイホームと付き合っていっていただきたいと考えています。高気密・高断熱住宅をきっかけとし、さらにパッシブデザインに取り組むことによって、お客さまの満足度は上がっています。口コミでも広がり、今では、当社を知らない方は減り、同じエリア内で、一線を画すことができていると感じています。今後もエリア特性に応じたパッシブデザイン住宅を研究し、進化させていきたいと考えています。できる限り自然の恵みで快適に暮らしたいというのは、全国共通ですね。パッシブファーストで、その土地に合った工夫をし、健康でここちよい住宅を提案しましょう。断熱をしっかりすることは、よい住宅の基本です。特に開口部からは熱が逃げやすいので、窓の性能には注意しましょう。その上で、風の通り道を考え、冬は日射を取り入れ、夏の強い日差しはしっかり遮り、自然のエネルギーを上手にコントロールしましょう。LIXILからのご提案建築のフジサワさまの夏場のオーバーヒートを防ぐための日射対策を東北地方とはいえ、夏場の暑さも厳しいエリアであるため、高気密・高断熱住宅のオーバーヒートを防止するために、日射対策にも注力しています。写真は本社社屋に設置したスタイルシェード。お客さまの参考になるように、カラーバリエーションの異なるものを施工しています(写真⑪)。1112日射取得と断熱性能のバランスを考えた開口部設計「住まいの御用聞きだより」で暮らし方をアドバイス南面に大きな窓を設け、日射取得と断熱性能のバランスを考えながら、配置や大きさなどを決定するようにしています(写真⑩)。OBのお客さまとのコミュニケーションツールとして「住まいの御用聞きだより」を発行しています。このツールの中で日常の暮らし方に関するアドバイスなどを行っています。また、HEMSなどを活用しながら、適切なシェードの使い方など、快適かつ健康的な暮らしを実現するためのアドバイスを行っています(写真⑫)。1024|『LIXILメンバーズ通信』2018年11月号掲載
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せる自信はありますが、当時は施工経験と知識が不足していたのでしょう。スーパーウォール工法は施工も行いやすく、施工者の評判もよかった︵写真⑦、⑧︶。将来的に、職人の不足や入れ替わりなどが発生した場合も、一本化した方が施工精度を高めやすいと考え、現在はスーパーウォール工法のみとなっています。現在当社には、13名の社員大工が在籍しています︵写真⑨︶。この方々が大きな財産になっています。社員なので、当社の住宅づくりに慣れており、施工品質を均一化できるのです。また、社員としてお客さまと接するので、しっかりとコミュニケーションをとり、現場も常にきれいに維持するといった風土が浸透できる環境となっています。加えて、標準施工手順を整備して全員で共有しているだけでなく、全棟で現場監査記録書をお客さまに提出しています。設計段階で高い性能を確保していても、施工の品質が低いとその性能を発揮できません。だからこそ、当社の家づくりに慣れた社員大工による施工が重要な意味を持つのです。スーパーウォール工法については、これから高気密・高断熱住宅やZEHなどに取り組もうという方々にとっては、非常に取り組みやすい工法だと思います。最近は付加断熱に取り組み、ワンランク上の性能も実現しています。スーパーウォール会を通じてほかの工務店の方々のお話を聞けるという点も大きなメリットですね。先行している方々のお話は非常に参考になりますから。当社では、サッシは樹脂サッシのトリプルガラスを標準としています。やはり寒い岩手では、断熱性能の高いサッシは必須となります。併せて、冬場の南面の太陽の熱をしっかり取り込むことで、暖房費を抑える効果が期待できます(写真⑩︶。窓の配置と性能のバランスは、気候を考慮しながら、計算するようにしています。日射取得と断熱のバランスは、お客さま宅のHEMSのデータを分析させ断熱性能の高い窓を採用夏のオーバーヒートにも注意お客さまが喜ばれるパッシブデザインとは?Q4パッシブファーストの住まいづくりスーパーウォール工法で優れた気密・断熱性を実現建築のフジサワさまでは、さまざまな工法に挑戦してきましたが、最終的にスーパーウォール工法に一本化することで、施工品質の均一化を図っています(写真⑦、⑧)。また、スーパーウォール工法の施工に慣れている社員大工によって、設計段階で計画した性能値が確実に発揮できるようにしています(写真⑨)。87家の中に風の流れをつくる地窓や高窓などを活用しながら、室内をここちよい風が流れるような設計も施しています(写真⑤、⑥)。56高窓地窓9|23
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