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段差段差をわかりやすく住まいの基礎知識1昼間の白っぽい階段や暗がりの黒っぽい階段はどこに段差があるかわかりづらいことがあります。段差がどこにあるかわかりやすいように、段鼻を目立たせるようにしましょう。思わぬ転倒を防ぎます。下の写真は、玄関タイルの色や形で工夫した例です。輝度とは、対象面の明るさの量のことで、明暗のコントラストを「輝度比」で表します。組み合わせた2種類の面の輝度比が大きいほどコントラストが大きく、視認しやすくなります。●輝度比を大きく輝度比：2.8の例段差を完全になくすことはできませんが、つまずかないような工夫はできます。見過ごしがちな部分ですが、永く住み続ける大切なポイントなので要チェックです！家の床は、地面からの湿気を防ぐため敷地から40∼50cmは高くなっています。また、玄関やベランダは雨水や砂が入ってこないように少し高く、床下にも水道管やガス管、電気の配線などを通すスペースが必要なので、どこかしらに段差はできてしまうものなのです。「またぎ段差」の仲間「単純段差」の仲間上に出っ張っています沓摺り敷居上り框式台踏み面段鼻蹴上げ段違いになっています玄関、階段、水まわり…家の中には段差がいっぱい。その段の高さや足をのせるところひとつひとつに呼び名がついているってご存知ですか？たとえば、玄関の「上り框（あがりかまち）」、階段の「蹴上げ（けあげ）」「踏み面（ふみづら）」…。耳慣れない言葉ばかりですが、昇り降りや空間の切替えの要所なので、先人から引き継いだ名前が残っているんですね。沓摺り（くつずり）ドア（開き戸）の敷居（しきい）引き戸の上り框・式台（あがりかまち・しきだい）玄関の蹴上げ（けあげ）階段の14段 差階 段ド ア手すり車椅子またぎ越す必要があり、小さい段差でもつまずきやすいと言われています一般的な例段鼻のタイルの形状を変えてわかりやすくした例段鼻のタイルにコントラストを付けてわかりやすくした例今まで注意してこなかったけど、大事なのねこんなにある家の中の段差住まいの基礎知識昇り降りと同時に、靴の脱ぎ履きなど他の動作が組み合わさると、不安定な姿勢に
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スロープ以外の方法段差の解消車椅子を乗せた床面が昇降する｢段差解消機｣や、階段の壁に付けたレールに沿って椅子が昇り降りする｢階段昇降機｣、ホームエレベーターなど電動でサポートしてくれるものもあります。緩やかなスロープを設けるには、上記のようにかなり広いスペースが必要です。また、スロープだと、かえってバランスを崩したり足がすくんでしまう方もいます。段差を取る段差そのものである敷居をはずして埋め戻す方法があります。ドアの下に隙間ができるので、その分ドアを長くしたりして調整します。敷居が小さいものに、ドアごと替える方法もあります。開け閉めしやすさを考えて引き戸にすることも合わせて検討してみましょう。床のかさ上げ低い部分を段差がなくなるまで高くします。浴室だとモルタルやスノコで、廊下などは床を張り重ねて高くします。高さを小分けに下以mc51に2/1をさ高ばれきでmc03上以玄関や階段などは、段の高さを低く、足をのせる面を広く取りましょう。※手すりも付けましょう。手すりについてはP.18へ※ドアについてはP.17へ※寸法は品確法を 参考にしています浴室の例玄関の例式台スロープスロープの前後には、平坦部1.5ｍを設けましょう。ドアの開閉などの動作のため、また道路への飛び出しを防ぐ意味があります。※エクステリアのスロープについてはP.49へたとえば10cmの段差だと、1.5mのスロープになります。意外と長いですね。スロープが長くなる場合は、途中に休むための踊り場を設けましょう。車椅子を押して上がるのは、想像以上に力が要ります。1.5m平坦部1.5m平坦部勾配1／15以下段差が45cmある場合約10m（勾配1/12だと約8.5m）電動でサポートしてくれる製品もあります●他にホームエレベーターなども｢勾配｣とは通路などの傾き具合のことです。勾配は1／12以下、車椅子で昇り降りすることを考えると1／15以下が望ましく、これは｢1m上がるのに15mの長さが必要｣という意味です。●勾配は緩やかに15115段 差階 段ド ア手すり車椅子急狭いからと言って角度を急にするとかえって大変！斜面は不向きな方もいます段差解消機【市販品参考商品】階段昇降機【市販品参考商品】住まいの基礎知識▶使用例はP.156へ
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