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複層ガラスのご使用について複層ガラス、もしくは構成されるガラス種類によって、下記のような現象が見られることがあります。十分にご理解いただき、ご使用ください。干渉が起こるO点光路B板ガラス中空層封着剤光路A板ガラス■干渉縞右図のO点から複層ガラスに入射した光が、分割され、A,B別々のコースを反射・屈折をしながら進んだ後に再び出会って、光の干渉が起こります。これが連続して起こることにより、ガラス表面に虹のような「干渉縞」が見えることがあります。膨 張乾燥空気収 縮板ガラス封着剤気温低下気温上昇外気圧上昇外気圧低下複層ガラスは、2枚の板ガラスの間の中空層に気体を密封しております。その中空層内の気体が、気温・外気圧の変化により膨張・収縮します。この膨張・収縮により、板ガラスが膨らんだり凹んだりし、ガラス表面の反射映像がゆがんで見えることがあります。特に、Low‒E複層ガラスは、反射率が高く映像が写りこみやすいため、ゆがみが目立つことがあります。板ガラスの表面に水分が長期にわたって付着すると、大気中物質と反応し板ガラスの表面状態が化学変化を起こすことがあります。これによりガラスの光沢がなくなり曇ったような状態になったり、薄膜が形成され光の干渉を起こし虹色に見えることもあります。これらの現象をガラスのヤケ(風化)と呼んでいます。浴室などの高温多湿の場所、大気汚染物質が多い場所(都市部や工業地帯)、海岸や湖の近くで潮風やモヤにさらされる建物など、湿潤の繰り返しが多い場所に比較的発生しやすくなります。一度、この現象が生じてしまうと除去することは非常に困難となります。ヤケを防止するにはこまめなお掃除をおすすめします。窓にはめ込まれたガラスが太陽光があたることにより、その熱で割れることがあります。これを「熱割れ」と呼んでいます。窓ガラスに直射光を受けると、照射された部分は吸熱のため高温となり膨張します。一方、周辺のサッシにのみ込まれた部分や、影の部分はあまり温度上昇せず、低温のままとなります。この低温部は高温部の熱膨張を拘束し、結果としてガラス周辺部に引張応力が発生します。この熱応力は被照射部と周辺部との温度差、すなわち板内温度差に比例し、ガラスのエッジ強度をこえる引張応力が発生すると熱割れとなります。この現象はガラスの特性として、不可抗力的に発生します。熱割れによりガラスが割れた場合には、下記を参考に対策を行ってください。割れ方の特徴として、ガラスのエッジ部から直角に始まり、それから蛇行しています。●熱割れの防止・室内側に熱だまりができ、ガラスが高温となるような部位への取り付けは避けてください。・ガラス面への日射が均一でなく部分的に日陰ができるとガラス板内の温度分布が変わり、影のない場合に比べて発生熱応力が大きくなり、熱割れが発生しやすくなります。このような部分への取付けは避けてください。・冷暖房の吹き出し空気や熱を直接ガラスに当てたり、強い照明を当てたりしないでください。・ガラス面に紙やフィルムを貼ったり、ペンキを塗ったりしないでください。その部分の日射吸収率が極端に大きくなります。・室内側ガラスの全面もしくは一部にカーテンやブラインドなどの遮蔽物を密着させないでください。また、ざぶとんや、置物などをガラス面にたてかけないでください。・網入り板ガラスは、金属網がガラスに封入されているため、切断時にガラスの切り口にキズが付きやすく、許容応力が一般の板ガラスの半分程度になっているため、熱割れがより起こりやすくなります。「Low-E複層ガラス」は特殊金属膜により、携帯電話など電波機器のご使用時に障害がでる場合があります。特に、建物の構造や外壁が電波を通しにくい場合はご注意ください。■ゆがみ■ヤケ(風化)■熱割れ■その他中央部膨張拘束拘束サッシ枠ガラス拘束340商品の色は、印刷の特性上実物とは多少異なる場合がございますのでご了承ください。FG-H/Lラインアップ引違い窓単体引違い窓シャッター付引違い窓面格子付引違い窓装飾窓縦すべり出し窓横すべり出し窓高所用横すべり出し窓上げ下げ窓FS面格子付上げ下げ窓FSFIX窓(外押縁タイプ)FIX窓(内押縁タイプ)内倒し窓外倒し窓開き窓テラスドア採風勝手口ドアFS共通有償品納まり図FG-HFG-L有償品ねじ付アングル代表納まり図コーディネート商品防火戸ガゼリアN防火単体シャッター納まり図納まり図関連情報
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共通るようにしてください。⃝5排水性を維持するため、グレチャンおよびサッシの水抜き孔は絶対にふさがないようにご注意ください。⃝6複層ガラスには、室内側を表示したラベルが添付されていますので、施工時にはそれにしたがってサッシにはめ込んでください。⃝7複層ガラスは直射日光を避け風通しのよい室内に保管してください。直射日光にさらされたり、高温になると、封着材の耐久性を著しく低下させたり、グレチャンの変形を起こしますので、避けてください。⃝8保管時、下辺エッジが均等に支持されるように立てかけてください。⃝9グレチャン付複層ガラスを取り扱われる場合は、グレチャンのみを持ったり、引っ張ったりせず、必ず、ガラスと一緒に持ってください。■標準施工法について⃝1複層ガラスは、周辺封着部の封着材が有機材料によって構成されており、その関係上、寿命のある製品です。⃝2封着部が高温・多湿や紫外線照射などの条件にさらされると、封着材の劣化が短期間に進み、中空層内に水分が侵入して、内部結露を生じるなどの寿命低下を引き起こす恐れがあります。⃝3LIXILの複層ガラス用サッシは、サッシやガラスとグレチャン、またはビードのすき間から雨水や結露水などが侵入しても、速やかに排水できる機構になっております。また、封着部を太陽光線から保護する納まりとなっております。■使用上のご注意⃝1長期間、品質を保持いただくため、ガラス廻りの水密性が悪くなっている場合は、シーリング材などで補修してください。⃝2万が一ガラス表面に傷がつくと割れるおそれがありますので、お手入れの際には必ず柔らかい布をご使用ください。洗剤をご使用の場合は、中性洗剤を使用し、最後に乾いた布で乾拭きしてください。⃝3表面に傷がついてしまったり、欠けやヒビが発生しましたら、お早めに、お取り扱いのビルダー様、販売店様にご相談し、すみやかにガラス交換をしてください。⃝4ガラスに貼付けてあるラベルは、結露水、熱、紫外線などにより、はがれたり、色褪せすることがあります。⃝5刻印部分に異物が付着したまま、指先などでこすった場合、異物が思わぬケガの原因となりますのでご注意ください。⃝6中空層の内圧変化の影響により、封着剤が中空層に入り込むことがあります。⃝7冬期の夜間などにガラスの室外面が冷やされた後、湿度が高くなった場合、ガラスの室外面に結露が生じる場合があります。⃝8日差しの当たる引違い窓や上げ下げ窓を長時間開け放つ場合は、内外の障子が重なり合わないようずらしてご使用ください。特に高断熱性能を有するガラスの場合、ガラス表面や内外のサッシ障子間の温度が高温となり、一時的にサッシの開閉が困難になったり、熱割れが生じやすくなることがあります。⃝9Low-E複層ガラスの特殊金属膜は日射熱を吸収し、特に夏の暑い時期に高温となることがあります。⑩ガラス表面が曇った時など、吸盤跡やラベル跡が浮き出てくることがあります。通常のガラスクリーナーでは落とせない場合、自動車ガラス用油膜除去剤をご使用いただくと落とせることがあります。■設計上のご注意⃝1複層ガラスは、製造後の切断加工ができませんので、正確な寸法でご注文ください。⃝2高温(およそ70℃以上)の環境下での長時間使用は複層ガラスの封着材の耐久性を著しく低下させます。高温下での長時間使用は、複層ガラスとしての寿命が短くなりますので、お避けください。⃝3複層ガラスは、2枚のガラスの間に空気やガスを封じ込めた構造です。気温や気圧の変化により、中空層の膨張・収縮でガラスがたわみ、ガラスに映る反射映像のゆがみが生じることがあります。⃝4標高1,000mを超える高地で複層ガラスを使用する場合、中空層内の圧力を調整する必要がありますので、ご注文前にご相談ください。※サッシ品種、ガラス構成、ガラス寸法によって対応できない場合があります。⃝5テラスについては、3mm厚で耐風圧性能を満足する場合でも、破損や変形の安全性を考慮して、4mm厚以上のガラスをおすすめします。⃝6スペーサーのつなぎ目はコーナー部もしくは辺の中間部(1∼4箇所)となることがあり、指定いただくことはできません。また、コーナー部において異なる仕上がりの方式が混在することがありますのでご了承ください。⃝7複層ガラス、トリプルガラスは、標高の高い地域(目安として標高500m以上)にご使用の場合、内圧の影響により、中空層が膨らみ、ガラスの破損に至る可能性があります。内圧の影響を抑えるために、「高地用複層ガラス/トリプルガラス」をお勧めします。特に、トリプルガラスの短辺の小さいもの(短辺500㎜以下)については、特にご使用をお勧めします。「高地用複層ガラス/トリプルガラス」は、ガラスの構成や寸法、商品によっては、対応していない場合があります。「高地用複層ガラス/トリプルガラス」については、弊社営業にご相談ください。※トリプルガラスの場合、内外のガラスを4㎜厚としていただくことでガラスの破損のリスクを下げられる場合もあります。⃝8トリプルガラスは、2層の複層ガラスと比べ、ガラス枚数の違いによりLow-Eガラスの色味が若干異なります。⃝9日射反射率の高いガラスをご使用の場合、反射光が一般ガラスより高くなります。⑩商品の色や見栄えは印刷の特性上実物と多少異なる場合がありますので、サンプルでご確認ください。⑪ガラスの組合わせによっては製造できない場合があります。⑫万が一の破損時にガラス交換が可能なように工法や納まりをご検討ください。⑬Low-Eガラスの特殊金属膜は非常に薄いため、非常侵入時などのガラス破損作業に支障はありません。⑭Low-Eガラスの特殊金属膜にコーティングの際の若干のピンホールが生じていることがあります。⑮サイズや厚みが大きいガラスは重量が大きくなります。ガラス受け入れや納品、施工について重量対策を行ってください。■施工上の注意⃝1複層ガラスの機能を長期間保つためには、施工法が重要になりますので、必ず標準施工法をお守りください。⃝2複層ガラスは、周辺の封着部を露出する突き合わせ施工などには、使用できません。⃝3排水性を確保するため、水抜きに配慮した孔あきグレチャンなどをご使用ください。⃝4グレチャン付き複層ガラスは、グレチャンの水抜き孔が必ず下辺に来水抜き孔緩衝材(ゴムなど)90°90°複層ガラス複層ガラスの設計施工上のご注意341FG-H/Lラインアップ引違い窓単体引違い窓シャッター付引違い窓面格子付引違い窓装飾窓縦すべり出し窓横すべり出し窓高所用横すべり出し窓上げ下げ窓FS面格子付上げ下げ窓FSFIX窓(外押縁タイプ)FIX窓(内押縁タイプ)内倒し窓外倒し窓開き窓テラスドア採風勝手口ドアFS共通有償品納まり図FG-HFG-L有償品ねじ付アングル代表納まり図コーディネート商品防火戸ガゼリアN防火単体シャッター納まり図納まり図関連情報
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