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32●複層ガラスの室外面結露冬期の夜間などにガラスの室外面が冷やされた後、湿度が高くなったときに、ガラスの室外面に結露が生じる場合があります。<よくある事象>朝、複層ガラスの室外面が結露している(ガラスのエッジ部は結露をしていない状態)昼ごろになると結露はなくなる。※環境により、時間を問わず発生することがありますが、発生のメカニズムは同じです。特徴結露の状態が、ガラス外周部ではなく、中央付近である。築年数が浅い場合が多い。室外結露のメカニズムサッシ、ガラスの室外面が夜間などに冷やされると、室外面に結露が発生することがあります。この時ガラスエッジ部は、日射や室内側の熱が、サッシやガラスエッジ部より伝わるため、結露が発生しにくい状態となります。寒暖寒暖室外室外室外室内室内室内冷やされた面▶結露がつきやすい面〈夜間〉窓の室外面全体が冷やされます〈朝から昼にかけて〉日射や室内の熱がサッシや、ガラス周辺部に伝わります冷やされた面▶結露がつきやすい面1-1日射が当たり、サッシ面があたたかくなる2温められたサッシの熱がガラスエッジ部分よりガラスに伝わるガラス面に当たった日射は、ガラスを透過する1-2サッシ室内側の熱が、サッシ、複層ガラスのスペーサー部を伝導し、サッシ室外側に伝わる露結露ガラスの現象8CHAPTER
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33■干渉縞右図の0点から複層ガラスに入射した光が、分割され、A、B別々のコースを反射・屈折をしながら進んだ後に再び出会って、光の干渉が起こります。これが連続して起こることにより、ガラス表面に虹のような「干渉縞」が見えることがあります。■ゆがみ(気圧・標高・気温の影響)複層ガラスは、2枚の板ガラスの間の中空層に気体を密封しています。その中空層内の気体が、気温・外気圧の変化により膨張・収縮します。この膨張・収縮により、板ガラスが膨らんだり凹んだりして、ガラス表面の反射映像がゆがんで見えることがあります。特に、Low-E複層ガラスは、反射率が高く映像が写りこみやすいため、ゆがみが目立つことがあります。標高が高い場合は、ガラスが膨張傾向になります。板ガラス中空層光路B光路A0点干渉が起こる板ガラス封着剤膨 張乾燥空気収 縮気温低下気温上昇外気圧上昇外気圧低下板ガラス封着剤
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