Water&Kitchenテクノロジーブックvol.3 16-17(18-19)

概要

  1. LIXILだからできること
  2. 1億人の衛生環境を改善する。
  1. 16
  2. 17

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16LIXILだからできること̶2初代モデルから、地域の事情に合わせて改良を加え続ける。「SATO」の初代モデルは、ビル&メリンダ・ゲイツ財団の助成を受けて開発され、2013年にバングラデシュで発売されました。初代モデルは、ウエイトにコンクリートを使い、500mLの水で流す仕様でしたが、現在は、そこから地域に合わせて改良を加えた45バリエーション※が存在します。例えば、コンクリートが入手しにくく貴重な水をトイレに流すことが難しいサハラ以南アフリカの国々では、弁の重りを軽いプラスチック製のバード型にし、弁の傾きを大きくするなど、コンクリートが不要で水がさらに少量(200mL)で済むようになっています。※2017年3月現在地域の環境や文化に応じて開発。LIXILの技術力がSATOに活きています。コンクリート入りのウエイトバード型のウエイト下水が整っていない開発途上国向けの簡易式トイレ「SATO」。「SATO」は驚くほどシンプルな「効率的なトイレ」で、設置は簡単、流す水も500mL未満のため、飲み水の確保も難しい開発途上国での導入が可能です。プラスチック製でシンプルな構造のため、組み立てやすく、壊れにくい。そして、排水口に弁が付いているのが特長です。排泄物は、少量の水を流せば自重で弁が開き下に落ち、すぐに弁が閉まるため臭いがもれず、ハエなどの虫の出入りも防ぐことができます。CFD(数値流体力学)によってスムーズな水洗を追求し、少量の水でも汚れが付着しにくい形状に設計。汚れた場合は、表面が滑らかなので簡単に洗浄できます。さらに、弁の開閉動作の耐久テストなど、様々な確認を自社で行いました。600万人の暮らしを変えた簡易式トイレ重みで弁が開き、水と排泄物が流れる。排泄後、水を流す。アジア(初代モデル)アフリカ500mL未満コンウエバー
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171231211108657914151613415ヵ国以上で導入。「つくる」「うる」「つかう」のサイクルを確立する。現在、インド、ケニア、ウガンダ、タンザニア、エチオピアなど、15ヵ国以上で「SATO」の導入を進め、600万人の生活環境の向上に貢献しています※。また、LIXILは「SATO」を各地域で生産することで、現地の人々が購入できる低価格に抑える取り組みを行っています。日本から支援を受けるという受け身の体制ではなく、現地に根差した事業として雇用を創出し、「つくる」「うる」「つかう」というサイクルを確立します。そして、人々の生活の質を高めることで、継続的な衛生環境の改善につなげていきます。※2017年9月現在1ハイチ2モーリタニア3ガーナ4ナイジェリア5ザンビア6マラウイ7ルワンダ8タンザニア9ウガンダ10ケニア11エチオピア12インド13ネパール14バングラデシュ15インドネシア16フィリピン

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