レガリスカタログ 60-61(62-63)

概要

  1. ご注意
  2. レガリス専用ガラス(高性能5層ガラス)
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ご注意なったり、薄膜が形成され光の干渉を起こし虹色に見えることもあります。これらの現象をガラスのヤケ(風化)と呼んでいます。浴室などの高温多湿の場所、大気汚染物質が多い場所(都市部や工業地帯)、海岸や湖の近くで潮風やモヤにさらされる建物など、湿潤の繰り返しが多い場所に比較的発生しやすくなります。一度、この現象が生じてしまうと除去することは非常に困難となります。ヤケを防止するにはこまめなお掃除をおすすめします。●熱割れ窓にはめ込まれたガラスに太陽光があたることにより、その熱で割れることがあります。これを「熱割れ」と呼んでいます。窓ガラスに直射光を受けると、照射された部分は吸熱のため高温となり膨張します。一方、周辺のサッシにのみ込まれた部分や、影の部分はあまり温度上昇せず、低温のままとなります。この低温部は高温部の熱膨張を拘束し、結果としてガラス周辺部に引張応力が発生します。この熱応力は被照射部と周辺部との温度差、すなわち板内温度差に比例し、ガラスのエッジ強度をこえる引張応力が発生すると熱割れとなります。この現象はガラスの特性として、不可抗力的に発生します。熱割れによりガラスが割れた場合には、下記を参考に対策を行ってください。割れ方の特徴として、ガラスのエッジ部から直角に始まり、それから蛇行しています。●熱割れの防止・室内側に熱だまりができ、ガラスが高温となるような部位への取付けは避けてください。・ガラス面への日射が均一でなく部分的に日陰ができるとガラス板内の温度分布が変わり、影のない場合に比べて発生熱応力が大きくなり、熱割れが発生しやすくなります。このような部分への取付けは避けてください。・冷暖房の吹き出し空気や熱を直接ガラスに当てたり、強い照明を当てたりしないでください。・ガラス面に紙を貼ったり、ペンキを塗ったりしないでください。その部分の日射吸収率が極端に大きくなります。・室内側ガラスの全面もしくは一部にカーテンやブラインドなどの遮蔽物を密着させないでください。また、ざぶとんや、置物などをガラス面にたてかけないでください。●その他・「Low-E複層ガラス」は特殊金属膜により、携帯電話など電波機器のご使用時に障害がでる■熱割れ中央部膨張拘束拘束サッシ枠ガラス拘束レガリス専用ガラス(高性能5層ガラス)レガリス専用ガラスは、一般的な複層ガラスと同様に以下のような現象が起こります。また5枚のガラスを使用しているため、現象がより顕著に発生する場合があります。十分にご理解いただきご使用ください。■採用上のご注意●干渉縞(例:複層ガラス)右図のO点から複層ガラスに入射した光が、分割され、A,B別々のコースを反射・屈折をしながら進んだ後に再び出会って、光の干渉が起こります。これが連続して起こることにより、ガラス表面に虹のような「干渉縞」が見えることがあります。●ゆがみ(例:複層ガラス)複層ガラスは、2枚の板ガラスの間の中空層に気体を密封しております。その中空層内の気体が、気温・外気圧の変化により膨張・収縮します。この膨張・収縮により、板ガラスが膨らんだり凹んだりし、ガラス表面の反射映像がゆがんで見えることがあります。特に、Low–E複層ガラスは、反射率が高く映像が写りこみやすいため、ゆがみが目立つことがあります。●反射映像レガリス専用ガラスは、Low-Eガラスを複数使用しているため、反射映像が多重に映り込む場合があります。●ヤケ(風化)板ガラスの表面に水分が長期にわたって付着すると、大気中物質と反応し板ガラスの表面状態が化学変化を起こすことがあります。これによりガラスの光沢がなくなり曇ったような状態に■複層ガラスの概略図干渉が起こるO点光路B板ガラス中空層封着剤光路A板ガラス■ゆがみ膨  張乾燥空気収      縮板ガラス封着剤気温低下気温上昇外気圧上昇外気圧低下60
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場合があります。特に、建物の構造や外壁が電波を通しにくい場合はご注意ください。・高温(およそ70℃以上)の環境下での長時間使用はレガリス専用ガラスの封着材の耐久性を著しく低下させます。高温下での長時間使用は、レガリス専用ガラスとしての寿命が短くなりますので、お避けください。・標高300mを超える地域では使用できません。・下記の現象がありますが、性能上問題ありません。 ・5枚のガラスを組み合わせているため、可視光透過率が一般的な複層ガラスより低い値となります。 ・Low-Eガラスを使用しているため、一般的な複層ガラスより、日射反射率が高くなります。 ・ガラスと樹脂スペーサー間の緩衝材は、スペーサー長さより短くなっております。この端部隙間によって、各中空層を連結させることにより、圧力差を無くし、中央ガラスの破損を防いでおります。また、この緩衝材の端部が揃っていなかったり、若干の浮きが生じることがあります。 ・中空層の内圧変化の影響により、封着剤が中空層に入り込むことがあります。 ・型板強化ガラスは熱処理の影響により、ガラスにゆがみやひずみが大きく見える場合があります。 ・中間ガラスの若干の樹脂スペーサーの飲み込み量違いにより、エッジ部の見え方が左右、上下で異なる場合があります。 ・樹脂スペーサー端部に、コーナーキーと連結させるための孔や、ねじ頭が見えます。■施工上のご注意・複層ガラスの機能を長期間保つためには、施工法が重要になりますので、必ず標準施工法をお守りください。・排水性を維持するため、サッシの水抜き孔は絶対に塞がないようにご注意ください。標準施工法について・レガリス専用ガラスは、周辺封着部の封着材が有機材料によって構成されており、その関係上、寿命のある製品です。封着部が高温・多湿や紫外線照射などの条件にさらされると、封着材の劣化が短期間に進み、中空層内に水分が侵入して、内部結露を生じるなどの寿命低下を引き起こすおそれがあります。・レガリスのサッシは、サッシとガラスのすき間から雨水や結露水などが侵入しても、速やかに排水できる機構になっております。また、封着部を太陽光線から保護する納まりとなっております。■使用上のご注意・万が一ガラス表面に傷がつくと割れるおそれがありますので、お手入れの際には必ず柔らかい布をご使用ください。洗剤をご使用の場合は、中性洗剤を使用し、最後に乾いた布で乾拭きしてください。・表面に傷がついてしまったり、欠けやヒビが発生しましたら、お早めに、お取り扱いのビルダー様、販売店様にご相談し、すみやかにガラス交換をしてください。・ガラスに貼付けてあるラベルは、結露水、熱、紫外線などにより、はがれたり、色褪せすることがあります。■特殊薄板ガラスについて特殊薄板ガラスの特性特殊薄板ガラスは一般的なガラスと同等の強度を有しておりますが、ガラスが薄いため、ガラス表面を押すとしなりやすい(凹みやすい)特性があります。気温、気圧による中空層の内圧の変化を受け、一般的な複層ガラスとくらべてガラスが膨らんだり凹んだりしやすくなり、反射映像がゆがみやすくなります。組み立て・施工上の注意運搬や建て込みなどでガラスに吸着チャック(吸盤)を使用される場合、エッジから150㎜以上内側の位置に吸着して使用してください。また、吸着チャックは使用後、速やかに取り外してください。装着したままですと、チャック跡がガラス面に残りやすくなったりする場合があります。61

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