家づくり優遇制度ガイド(平成29年度版) 5-6(6-7)

概要

  1. 優遇制度の主な変更点と対応ポイント
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5長期優良住宅の増改築認定住宅ストックの質の向上、そしてそれに伴う中古市場の活性化は、昨今の国の住宅施策の最大のテーマ。平成28年4月にスタートした長期優良住宅(増改築)認定制度は、国のストック政策において真打ちともいうべき制度です。「質の良い中古(既存)住宅」を客観的に評価するための基準・仕組みとして整備されました。 今年度から通年申請できるようになり、利用しやすくなった長期優良住宅化リフォーム推進事業は、そんな国が描く「質の良い中古(既存)住宅」を普及させるための優遇制度。「長期優良住宅型」(補助額200万円)と「高度省エネルギー型」(補助額250万円)では、長期優良住宅(増改築)認定の取得が必須要件となっています(P39)。また、新たに創設された長期優良住宅化リフォーム減税(ローン型・投資型)、固定資産税減税においても、長期優良住宅(増改築)認定の取得が必須要件となりました。P41・P42)。ニーズはあるのか?しかしながら、既存住宅を長期優良住宅化するリフォームが今後普及していくかはまったくの未知数。実際、平成28年4月から平成29年3月までの長期優良住宅(増改築)認定実績は、戸建住宅が100戸、共同住宅が27戸とごくわずか。始まったばかりとはいえ普及にはほど遠い状況です。今後のカギとなるのは中古住宅の市場において、「質の良い住宅」が「価値のある住宅」として取り扱われるようになるかどうか。「質」の基準ができた後の国の住宅施策は、中古住宅市場の誘導が中心になっていくでしょう。優遇制度の主な変更点と対応ポイント家づくり優遇制度ガイド長期優良住宅化リフォームへの補助・減税が充実長期優良住宅(増改築)認定ポイント2長期優良住宅(増改築)認定が必須の優遇制度•長期優良住宅化リフォーム推進事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P39•長期優良住宅化リフォーム減税(ローン型)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P41•長期優良住宅化リフォーム減税(投資型)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P42•固定資産税の長期優良住宅化リフォームの特例・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P42
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6戸建住宅では耐震性、劣化対策、省エネ性、維持管理・更新の容易性の4つの性能項目で基準を満たすことと、インスペクションの実施、維持保全計画の策定が要件となります。長期優良住宅(増改築)認定の概要耐震性以下のいずれか・耐震等級(倒壊等防止)等級1の基準(既存住宅)に適合すること。・住宅品確法に定める免震建築物であること。省エネルギー性断熱等性能等級の等級4の基準(既存住宅)に適合することまたは断熱等性能等級の等級3の基準(既存住宅)、一次エネルギー消費量等級の等級4の基準(既存住宅)に適合すること。維持管理・更新の容易性原則として、以下の基準(既存住宅)に適合すること。・維持管理対策等級(専用配管)の等級3ただし一部の基準において将来的な更新を計画に位置付ける場合、当該基準を適用しない。劣化対策劣化対策等級(構造躯体等)の等級3の基準(既存住宅)に適合し、かつ構造の種類に応じた基準に適合インスペクションの実施劣化事象等の状況を確認し、必要な補修等を実施し、維持保全計画にインスペクション結果を踏まえた点検時期・内容等を記載すること維持保全計画の策定定期的な点検・補修等に関する計画が策定されていること住居環境地区計画、景観計画、条例によるまちなみ等の計画、建築協定、景観協定等の区域内にある場合には、これらの内容と調和が図られていること。住戸面積以下のいずれか少なくとも1の階の床面積が40m²以上(階段部分を除く面積)かつ、以下に適合すること。〔一戸建ての住宅〕75m²以上※地域の実情に応じ、変更可。※長期優良住宅の普及に関する法律関連情報(国土交通省) http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk4_000006.html※長期優良住宅について(一般社団法人住宅性能評価・表示協会) http://www.hyoukakyoukai.or.jp/chouki/

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