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11 リフォームで利用できる優遇制度は、大きく分けると次のようになります。【補助金】長期優良住宅化リフォーム推進事業、住宅省エネリノベーション促進事業、地域型住宅グリーン化事業(高度省エネ型/ゼロエネルギー住宅)、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス支援事業、耐震診断・改修補助事業、介護保険住宅改修費支給、エコ設備補助等【税制】住宅ローン減税、同居対応改修減税、省エネ改修減税、耐震改修減税、バリアフリー改修減税、住宅取得等資金の贈与非課税の特例等【ローン】高齢者向け返済特例制度、フラット35Sリフォーム一体型 これも新築と同じく併用の可否で分類してみましょう(表1)。「国の助成を二重に受益できない」という原則は同じです。補助要件に同じ工事が含まれていなければ併用が可能。【補助金】と【税制】など優遇制度の種類を超えた組み合わせが原則併用可能なのも新築と同じです。 たとえば地域型住宅グリーン化事業(高度省エネ型/ゼロエネルギー住宅)は、「一次エネルギー消費量の計算に含まれるもの(断熱性能の向上、設備性能の向上、太陽光発電設備の設置等)は、補助を受ける上で一体のものとして取り扱う」ことが要件であるため、住宅省エネリノベーション促進事業や長期優良住宅化リフォーム推進事業などと併用はできません。 減税は表2のとおり、投資型減税どうしであればすべて併用可能。ローン型は同居対応改修と省エネ、バリアフリーリフォームを合算して限度額(1000万円)まで控除が受けられます。また、耐震改修減税はいずれの減税制度とも併用できます。 具体例として右ページのBさんのケースをご参照ください。補助金・優遇税制・優遇ローンを使いこなそう優遇制度の併用でお客様に「もっとお得」を提案するリフォーム編※1 控除限度額を合算して計算する。※2 同一年での併用はできない。※1 エネファームは補助対象設備に該当していないため併用できる※2 補助対象経費から当該設備の設置にかかる工事費除外する必要がある※3 機器ごとに利用可能【表1】リフォーム補助金制度の併用の可否ABCDEFG長期優良住宅化リフォーム推進事業A××××○○住宅省エネリノベーション促進事業B×××○○△※1地域型住宅グリーン化事業(高度省エネ型)C×××○○△※2ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス支援事業D×××○○△※1耐震診断・改修補助事業E×○○○○○介護保険住宅改修費支給F○○○○○○エコ設備補助(エネファーム・エコフィール)G○△※1△※2△※1○○△※3【表2】リフォーム減税の併用の可否ABCDEFGHIJK住宅ローン減税A××××○××○○○同居対応改修減税ローン型B×××△※1○×△※1○○○投資型C××○×○○×○○○省エネ改修減税ローン型D××△※1×○×△※1○○○投資型E×○××○○×○○○固定資産税F○○○○○○○○○×※2バリアフリー改修減税ローン型G××△※1×△※1○×○○○投資型H×○×○×○×○○○固定資産税I○○○○○○○○○×※2耐震改修減税投資型J○○○○○○○○○○固定資産税K○○○○○×※2○○×※2○
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12自宅のリフォームを予定するBさんご夫婦■計画しているリフォーム工事 すべての窓の改修、天井の断熱強化(4地域) 耐震リフォーム バリアフリーリフォーム 燃料電池「エネファーム」の導入 浴室をユニットバスに交換予算:900万円資金:全額自己資金建物評価額:400万円終の棲家のために安全で暖かい家にしたい Bさんのリフォームで併用できる優遇制度【住宅省エネリノベーション促進事業】 ①すべての窓の改修 ②天井の断熱強化補助金=60万円 【耐震診断・改修補助事業】 ①120㎡を耐震診断 ②120㎡を耐震改修補助金(診断)=3万円補助金(改修)=82万円 【民生用燃料電池導入支援補助金】 補助金対象となるエネファーム(PEFC形)の設置補助金=15万円住宅省エネリノベーション促進事業は……………………………………P41参照耐震診断・改修補助事業は……………………………………P44参照エネファームへの補助金は……………………………………P53参照省エネ改修の減税は……………………………………P40参照バリアフリー改修の減税は……………………………………P46参照耐震改修の減税は……………………………………P43参照省エネとバリアフリーの固定資産税の減税は……………………………P40・46参照123124補助金平成28年8月下旬までに申請平成29年1/31まで期限自治体による※自治体により異なります※上記の税額控除の計算は、Bさんのケースの最大控除額を表示しています。実際は工事費から対象となる補助金分を差し引いて計算する必要があります。 【省エネ改修所得税特別控除】〈投資型〉 窓の断熱改修と天井断熱(工事費180万円の10%)減税=▲18万円 【耐震改修促進税制】〈投資型〉 耐震改修(工事費160万円の10%)減税=▲約16万円 【バリアフリー改修所得税特別控除】〈投資型〉 浴室をバリアフリーのユニットバスに交換 (工事費90万円の10%)減税=▲9万円 【固定資産税の減額】 省エネとバリアフリーの減税併用で1年間2/3 400万円×1.4%(固定資産税率)×2/3=3.7万円減税=▲約3.7万円2521税制平成30年3/31まで平成31年6/30まで平成31年6/30まで平成31年6/30まで413Bさんのメリット合計は206.7万円補助対象費用の1/3以内5
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